旅行に特化した瞬間オフライン音声翻訳機「ili(イリー)」の2018年最新版モデルを使ってみました。オフライン(インターネット不要)で使えるので、翻訳スピードが驚くほど速いです。また、操作がシンプルなので子供やシニアでも簡単に使いこなせます。
操作が簡単ですぐに使える旅行用の翻訳機が欲しいという人に特におすすめです!
従来モデルから進化したポイントは、
1. 1端末で3言語に対応(英語、中国語、韓国語)
2. バッテリーが3倍以上長持ち(3日ほどもつ)
3. 起動時間が1秒に!
目次【クリックすると各項目へ移動】
ili(イリー)とは?
ili(イリー)は音声翻訳機で、最速0.2秒で話した言葉を翻訳します。オフラインで使えて、「英語・中国語・韓国語」の3言語に対応しています。旅行に特化しており、海外旅行をより楽しく安心にサポートしてくれます。
イリーの特長
- オフラインで使える(Wifi不要)
- 英語・中国語・韓国語の3言語に対応
- 翻訳スピードが速い(最速0.2秒)
- 旅行に特化している
▼イメージとしてはこんな感じです
(画公式サイトより)
一方向翻訳機
イリーは「意志を伝える」ことにフォーカスしているため、相手(外国人)が話したことを翻訳する機能はありません。つまり、「日本語⇒英語(韓国語・中国語)」への翻訳はできますが、「英語(韓国語・中国語)⇒日本語」への翻訳はできません。
双方向翻訳機のほうが便利なのでは?
双方向翻訳機は相手の言っていることも翻訳できるという面では便利ですが、
- 操作が複雑
- 相手が使い方を知らないため上手く翻訳されない
- 相手が翻訳機を使うのを嫌がる
などのデメリットがあります。
実際に旅行者が「一方向翻訳機と双方向翻訳機どちらをよく使うのか」について実証実験したところ、旅行者の80%が一方向翻訳機を選んだとのことです。
シンプルに一方向翻訳に特化し、「伝えたい事を伝える」ということにフォーカスしたことによって、より満足度が高くなり、実際に海外旅行時に使える翻訳機へと進化したそうです。
ili(イリー)とスマホ翻訳アプリとの違い
翻訳するなら「Google翻訳などの無料アプリで十分では?」と思うかもしれませんが、いざ旅行中に翻訳アプリを使おうとしても思うように使えません。
スマホの翻訳アプリで翻訳する場合
旅行中に翻訳アプリを使って現地の人に話しかける場合、
1.スマホをとり出す
2.スマホのロックを解除する
3.アプリを立ち上げる
4.ネット環境が悪いと翻訳に時間がかかる・・・。
といった具合で、翻訳しようと思ってから翻訳するまでにかなり時間がかかってしまいます。さらにネットの接続状況が悪いと翻訳をしてもらえません。
また、海外ではスマホの盗難被害に遭いやすいので、他人にスマホの画面を見せたりスマホを近づけたりするのは危険です。
イリーで翻訳する場合
イリーは1秒で起動し、最速0.2秒で翻訳するので、スマホアプリに比べると圧倒的に速く翻訳できます。イリーはオフラインで使えるのでインターネット環境がない飛行機の中や地下のお店でも使うことができます。
また、操作がとてもシンプルで簡単です。ボタンは3つしかないので(メインで使うボタンは1つのみ)、スマホが苦手な年配者や子供でもすぐに使いこなせます。
ili(イリー)の使い方
イリーの使い方は超簡単です。「メインボタンを押しながら話す」だけです。
1.メインボタンを押す
2.押したまま話す
3.話し終わったら指を離す
ボタンは3つのみ
使うボタンは3つのみのシンプルな構成です。
- メインボタン(リピートボタン)
- スリープボタン(電源ボタン)
- サイドボタン(認識再生ボタン・言語切り替えボタン)
▼イリーを使った動画です
「誰でも、シンプルに使える」を目指して設計されたため、他の翻訳機やスマホの翻訳アプリに比べて非常に使い勝手がよいのが特長です。
リピート機能
メインボタンを短く1回押すと、直前の翻訳結果が再生されます。何度でも繰り返し再生することが可能です。
認識再生機能
サイドボタン(下部)を短く1回押すと、イリーに話しかけた日本語が再生されます。イリーが日本語を正しく認識したか確認することができます。もし間違った日本語が再生された場合には間違った翻訳がされる恐れがあるので、もう一度言い直したほうがいいでしょう。
音量調節はできない
イリーは予め設定された音量でしか使用することができません。たいていの場面ではほどよい音量だと思いますが、外のガヤガヤと騒がしい場所では音量が足りないかもしれません。また、静かな場所では大きすぎると感じるかもしれません。
言語切り替え方法
イリーは英語・中国語・韓国語の3言語に切り替え可能です。
切り替え方法は、「サイドボタン(下側)を長押しする」だけ。切り替えが始まると「○○語に切り替え中です。少々お待ちください」というアナウンスが流れます。約20秒待つと切り替わります。
英語➡中国語➡韓国語の順番で切り替わります。
切り替えに約20秒かかるのは長いですが、言語の切り替えは頻繁に行うものではないので、たいして気にならないと思います。
ili(イリー)の外観・付属品
イリーの内容物は「本体」「USBケーブル」「説明書」「ストラップ」の4点です。
大きさは手のひらサイズ(長さ:121.8mm 幅:33.0mm 厚み:13.0mm)で重さは42g。一般的なスマホの重さは150~200gなのでスマホの1/3と軽いです。
前面には大きなメインボタン。背面にはスピーカーがついています。
右側サイドにボタンが2つ。上が電源ボタン、下が日本語再生ボタン&言語切り替えボタンです。
▼外観や使い方を詳しく説明した動画です
ili(イリー)を使ってみた感想(メリット・デメリット)
イリーのすごい点
私はイリーの他にもポケトークなどの音声翻訳機を使ったことがありますが、イリーが他の翻訳機に比べて優れていると感じた点は、
- 使い方が超簡単
- 翻訳が速い
メインボタンが1つのみで操作が簡単なので、年配者や小さなお子さんでもすぐに使いこなせます。また、wifi環境がなくても使えるので、翻訳スピードが驚くほど速い(最速0.2秒)です。
操作が簡単で迷うことがないので、緊急事態でパニック状態に陥っているときなどは重宝すると思います。
イリーのイマイチな点
イリーがイマイチだと感じた点は、
- 長文が苦手
- 音量調節ができない
- 本体に近づけて話さないと認識しない
イリーは海外旅行での使用を前提としているため、長文や難しい文章の翻訳は苦手です。「イリーを近づけて、短い文章で話す」のがポイントです。このあたりは使っているうちにすぐにコツがわかってきます。
イリーには多くの機能はありませんが、旅行目的に特化して作られているため、旅行で使用するには十分です。
ili(イリー)の口コミ・評判
Amazonのレビューをみると、全体的には評価は高いですが、低い評価もあります。具体的なレビュー評価を紹介します。
評価の高いレビュー
台湾でイリーを使ってみました。やっぱり、パッと出してサッと使えるのがいいですね!!
旅行会話に特化しているというだけあって、タクシーやホテル、レストラン、お土産屋さんではスムーズに用を足すことができました。一方向ということで大丈夫かなという不安はありましたが、イリーを使って話しかけた後は、「あれ」「これ」「それ」な感じで、コミュニケーションはちゃんと成立しました。
日英で使ってみた.旅行用と書いてあるが,野球等の話題もかなり翻訳できる.また,英語のできる人もちょっとした言い回しの確認に使える.誤訳の場合は,日本語の認識に間違っているときがあり,そこを言い直すとクリアできる場合が多い.
精度はかなり良いなと感じました。もちろんうまく翻訳されないときもあります。そういうときは横のボタンを押すと、どう日本語を解釈したかというのをしゃべってくれるのでそこだけ言い換えてみるといいです。心強いですね、親にもプレゼントしようと思います
ホテルや観光地の施設は日本語・英語で過ごせますが、タクシーの運転手さんや地元のお店のおばちゃんとのコミュニケーション手段としてイリーは大活躍でした。イリーを使うことで一気に距離が縮まる感じで、とても親切に対応してもらえたと思います。
幼稚園の息子のクラスにアメリカ人が入園。子供たちが英語に興味を持ち始めたことも重なり思いきって購入しました。子供でも簡単に使えて、日本語をパッと英語にしてくれるので、子供たちは遊びながら楽しく英語に触れ合っています!海外旅行先では、空港やお土産屋などで大活躍!とても満足しています!
評価の低いレビュー
オフラインで、便利です!あれ下さい、これ幾ら?は簡単に訳してくれます、ただ一方的に話すだけなので、相手から話しかけれても、イリーは対応、理解は出来ません。
中国の取引先で使いましたが、翻訳結果の意味が全然分からないと言われました。意味の分からない翻訳結果に取引先もつい笑っていました。音量調整がないのも不満
イリーは一方向翻訳しかできないので、その点を理解して購入する必要があります。双方向翻訳をしたい場合にはポケトークなどの双方向に対応した翻訳機を買うのがよいでしょう。
また、イリーは旅行に特化した翻訳機なので、取引先との交渉などビジネスで使う表現には十分対応できていません。そのため、旅行以外で使うのはイマイチのようです。
音量調節ができないという点は今後の改善を期待するしかありません。
ili(イリー)のレンタル方法とレンタル料金は?
イリーは購入することもできますが、レンタルすることもできます。レンタルは、モバイルWiFiのレンタル会社である「グローバルWiFi」で借りることができます。希望の空港で受取り・返却が可能です。
イリーのレンタル料金は1日500円(税抜)ですが、イリーだけをレンタルすることはできません。モバイルWiFiをレンタルした場合のオプションとしてイリーをレンタルすることができます。そのため、モバイルwifiのレンタルが不要な人にとってはイリーのレンタルは割高となってしまいます。
レンタル料金は国や日数によって異なりますが、台湾3泊4日の場合には約7,000円です(モバイルWifiとイリーのレンタル料金の合計で)。韓国や中国などもほとんど同じ料金です。
こちらで料金シミュレーションができます(以下リンクから申し込むと割引がききます)
→ グローバルWiFi
イリーは購入すると19,800円(税抜)なので、3回以上利用する場合には購入したほうがお得になります。購入かレンタルか迷っている場合には、とりあえず1回レンタルしてみて、今後も使えそうなら購入するというのでもよいかと思います。
ili(イリー)の価格は?最安値は
イリーの販売店
ili(イリー)は公式オンラインストアのほか、Amazonや楽天市場でも購入できます。また、ビックカメラやNojimaなどの家電量販店や郵便局、イオンモールなどでも購入できます。しかし、ヨドバシカメラでは取り扱いがありません(2018年8月現在)。
販売店舗一覧はili(イリー)公式サイトで確認できます。実際にイリーを触って体験できる店舗もあるので、購入前に確認したい場合には店舗に行くのがおすすめです!
イリーの値段
イリー正規品の価格はどこで購入しても19,800円(税抜)【21,384(税込)】なので、ポイントがたまる楽天市場で購入するのがお得です!
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