海外旅行保険が自動付帯の年会費無料クレジットカード5枚

年会費無料 海外旅行保険クレジットカード 旅行の準備

海外で治療をうけると100万以上になってしまうこともあるので、海外旅行保険は必須です。とはいえ、保険を使わない可能性のほうが高いのであまりお金をかけたくないものです。また、旅行のたびに毎回保険に入るのも面倒です。

そこで便利なのが海外旅行保険付帯のクレジットカードです。これがあれば、別途で海外旅行保険に入る必要がなくなります

このことを知る前は旅行前に毎回保険に加入していましたが、今は年会費無料の海外旅行保険付きのカードを持っているので保険代ゼロです。もっと早くに知っていればかなりの節約になったはず…(泣)。クレジットカードの旅行保険は本当にお得なので、まだ持っていない人は旅行前に作っておくことをオススメします!

ここでは海外旅行保険の観点から考えたお得なクレジットカードを紹介します。

海外旅行保険付帯カードとは?

クレジットカードを作れば一緒に海外旅行保険の補償もついてくるのが、海外旅行保険付帯カードです。

海外旅行保険付帯カードで重要なことは以下の2つです。

1.自動付帯と利用付帯がある
2.複数カード保有で補償額が加算されていく

海外旅行保険の自動付帯と利用付帯とは?

クレジットカードの保険には「自動付帯」と「利用付帯」の2つがあります。自動付帯のカードは、持っているだけで保険に入ったことになります。カードを一度作ってしまえば、使わずにずっと家に寝かせておいたとしても保険に入っていることになります。一方の利用付帯のカードは、旅行代金をそのカードで支払った場合のみ保険に入ったことになります。

たとえば、楽天カードやリクルートカードなどは海外旅行保険が付帯していますが「利用付帯」なので、旅行代金をカードで支払った場合のみ保険が適用されます。

多くのカードは旅行代金をカードで払った場合のみ保険が適用される(利用付帯)。
利用付帯

旅行代金は家族や友人がまとめて支払うこともあるので必ずしも自分のカードを使うとは限りません。保険目的であれば、何もしなくても確実に保険に入れる「自動付帯」のカードを所有しておきましょう。

海外で多いトラブルは?治療費はいくらかかる?

海外で起きた事故やケガなどのトラブルデータをジェイアイ傷害火災が公表しています。そのデータによると、

海外旅行中に何らかの事故に遭う人は29人に1人(3.42%)。この確率なら、自分が海外で事故に遭っても何らおかしくないですね。

事故発生割合の中でもっと多いのは「治療・救援費用」(事故発生割合49.1%)です。これは、ケガや病気による治療費用、救急車等の交通費や医療通訳費、入院した際に家族が現地に駆けつける場合の渡航費用のことです。

では、海外で治療を受ける場合治療費はいくらかかるのでしょうか。これは国によってかなり異なります。アメリカやヨーロッパは高額です。目安として以下のような金額です。

  • アメリカ⇒400万~1,000万
  • ヨーロッパ⇒300万~600万
  • アジア⇒100万~400万

アメリカはずば抜けて医療費が高いので、アメリカに行く場合には十分な保険をかけたほうがよいでしょう。

2018年5月、ハワイで日本人夫婦がボコボコに殴られて髄液が流出するなどの大けがを負いました。2人は海外旅行保険に未加入だったため、現地での治療を受けられず大けがの状態で帰国し、日本で手術を受けたそうです。(参考記事:Japanese Tourists Brutally Attacked

海外ではお金を払わないと治療が受けられないので、保険には絶対に加入しておく必要があります。

複数カード保有で保険の補償額が加算される

クレジットカード保険には以下5つの補償があります。

1.傷害死亡・後遺障害
2.傷害・疾病治療費用
3.賠償責任
4.救援者費用
5.携行品損害

海外旅行保険付きのカードを2枚、3枚と複数を持った場合、1以外の2~5の最高額は加算されていきます。すなわち、カードを複数枚所持することで保険の保証金もアップします。持っている枚数が多いほど、病気やけがをしたり、盗難にあったときには手厚い保障が受けられるということです。

補償の中で特に重要なのは2の「傷害・疾病治療費用」。上記の項目でも説明した通り、海外で治療を受けると数百万という高額の治療費が必要になります。「傷害・疾病治療費用」はゴールドカードであっても200万~300万円程度なので、1枚のカードだけでは安心できません

そのため、すでに海外保険付きのカードを所有している人でも、保険の充実したカードを追加で所有しておくと安心です。

以下に年会費無料の自動付帯カードを紹介します。これらを複数枚保有することでお金を一切かけずに充実した補償が受けられます。

おすすめの海外旅行保険自動付帯カード

年会費無料で海外旅行保険が自動付帯のカードの例として「イオンカード」がありますが、疾病治療の補償が50万だけです。海外で入院した場合、300万かかると想定すると50万円では少なすぎます。イオンカードは私も利用しており、イオンでの買い物が割引になったりWAONが溜まったりして便利なカードです。しかし、海外旅行保険の観点で考えた場合にはもっと補償額が高いカードを選ぶ必要があります。

ここでは、ポイントの還元率などではなく、海外旅行保険の観点でおすすめの傷害・疾病治療の補償が充実したクレジットカードを5枚紹介します。いずれも年会費無料で保険が自動付帯なので、持っているだけで保険に入っていることになります。

  • エポスカード
  • REXカード
  • Booking.comカード
  • 横浜インビテーションカード
  • AJ・AMDAカード

私はすべて持っていますが、2枚程度でも十分な補償額になります。保険目的であれば、傷害・疾病治療補償が270万と圧倒的に高いエポスカードは作っておいたほうがよいでしょう。

例えば、エポスカードとREXカードの2枚を持ったときの補償額は以下の通りです。これだけあれば海外で手術や入院になった場合でも安心です。

エポスカードREXカード合計
傷害死亡・後遺障害500万2,000万2,000万(多いほうのみ)
傷害・疾病治療費用270万200万470万(2枚の合計)
賠償責任2,000万2,000万4,000万(2枚の合計)
救援者費用100万200万300万(2枚の合計)
携行品損害20万20万40万(2枚の合計)

注意:上記金額は最高補償額です。常に満額がもらえるわけではありません。

年会費無料の自動付帯クレジットカード比較表

エポスカードREXカードBooking.comカード 横浜インビテーションカードAJ・AMDAカード
国際ブランド VISAVISA/Master VISA VISA VISA
ポイント還元率 0.50%1.25%1%(最大6%) 0.53% 0.50%
傷害死亡・後遺障害 500万 2,000万 2,000万 2,000万 2,000万
傷害・疾病治療費用270万 200万 100万 200万 200万
賠償責任 2,000万 2,000万 2,500万 2,000万 2,000万
救援者費用 100万 200万 150万 100万 200万
携行品損害 20万 20万 20万 20万 20万
2枚選ぶとしたらどれ?
2枚選ぶとしたら、「エポスカード」と「REXカード」をお勧めします。エポスカードは、海外旅行で使う機会が一番多い『傷害・疾病治療補償』が270万と他に比べて高いためです。

レックスカードはポイント還元率が1.25%と非常に高く、さらに国際ブランドのMasterが選べます。海外ではVISAとMasterの両方を持っていればほとんどの場所で使えます。Masterブランドのカードを1枚も持っていない人は作っておくと安心です。

以下はそれぞれのカードの詳細です。

エポスカード

国際ブランドはVISA。ポイント還元率は0.5%。傷害・疾病治療費が無料とは思えないほど充実しているので、海外旅行保険目的であれば最優先で作っておくべきカード。年間50万円以上(金額は定かではない)使うと、無料でゴールドカードメンバーになれる招待が届きます(私は無料招待でゴールドカード会員になりました)。

・傷害死亡・後遺障害:最高500万円
・傷害治療費用:200万円
・疾病治療費用:270万円
・賠償責任:2000万円
・救援者費用:100万円
・携行品損害:20万円

(エポスカードの保険を海外の病院で実際に使ったときの話はこの記事の後半をご覧ください)

REX CARD(レックスカード)

カカクコムが運営するレックスカードの国際ブランドはVISAとMaster。Masterブランドのカードを持っていない人におススメです。ポイント還元率は国内最高水準の1.25%(一般的なカードは0.5%)。海外旅行保険も申し分ない内容なので、持っていて損のないカードです。

・傷害死亡・後遺障害:2000万円
・傷害治療費用:200万円
・疾病治療費用:270万円
・賠償責任:2000万円
・救援者費用:200万円
・携行品損害:20万円

Booking.comカード

国際ブランドはVISA。Booking.comで予約する人には必須のカードです。通常のポイント還元率が1%と高いのに加えて、Booking.comでの宿泊が最大16%割引になるという非常にお得なカードです。

Booking.comカードは還元率最大6%・旅行保険付帯・年会費無料!
Booking.comカードは年会費無料にもかかわらず、通常ポイント還元率1%と魅力的ですが、旅行好きな人にとってはさらにメリットがあります。Booking.comでの宿泊予約で5%ポイント還元、国内・海外旅行保険が自動付帯、レンタカー予約...

旅行傷害保険は三井住友カードのクラシックAカード(年会費1,500円)と全く同じものです。有料カードに付帯する保険が無料で受けられるのはお得ですね。引受保険会社が大手の三井住友海上火災保険なのも安心です。

・傷害死亡・後遺障害:最高2,000万円(自動付帯300万円)
・傷害治療費用:100万円
・疾病治療費用:100万円
・賠償責任:2,500万円
・救援者費用:150万円
・携行品損害:20万円

横浜インビテーションカード

国際ブランドはVISAとJCB。家族カードも無料。ポイント還元率は0.53%。横浜観光プロモーションから正式に認定を受けたカード。オンライン入会で申込者全員に初回割引請求1000円分がもらえる。

・傷害死亡・後遺障害:最高2,000万円
・傷害治療費用:200万円
・疾病治療費用:200万円
・賠償責任:2000万円
・救援者費用:200万円
・携行品損害:20万円

AJ・AMDAカード

国際ブランドはVISAで家族カードも無料。ポイント還元率は0.5%。世界救援活動を支援するカード。このカードを使うことで社会貢献(ボランティア活動の支援)を実現するための資金援助ができます。補償内容はかなりよいです。

※2018年12月現在新規受付を停止中です。

・傷害死亡・後遺障害:最高2,000万円
・傷害治療費用:200万円
・疾病治療費用:200万円
・賠償責任:2000万円
・救援者費用:200万円
・携行品損害:20万円

クレジットカード付帯保険の使い方(海外の病院で使った体験談)

私は海外で病院にかかる場面には一度も遭遇していないため、保険を利用したことはないのですが、友人がフィリピン旅行中にひどい蕁麻疹ができて病院に行ったのでそのときのことを紹介します。

使ったのは、エポスカードの保険です。

出発前にすること

特に手続きは必要ありませんが、カード会社に電話して「付保証明書(加入証明書)」を取り寄せて持っていくと手続きがスムーズです。付保証明書とは、海外旅行保険の加入を証明するもので、外国語で保険期間や保険金額が記載されています。

これがエポスカードの付保証明書です。
エポスカード保険加入証明書

現地の病院でしたこと・治療内容など

病院でエポスカード、付保証明書、パスポートを提示すれば、病院の担当者が手続きを進めてくれ、保険の確認がとれればすぐに治療が受けられます。診察を受けて薬を処方してもらいましたが、お金は一切支払う必要がありませんでした(キャッシュレス)

これが病院でもらった薬と薬の説明書です。
エポスカード海外旅行保険

薬を飲んだら、蕁麻疹はすぐによくなりました。難しい手続きもなく、簡単に治療を受けることができました。

エポスカードは傷害・疾病治療費用が270万円。年会費無料カードとしてはトップクラスの補償額を誇るので、海外に行くなら持っていたほうがよいでしょう。

クレジットカード付帯保険の注意点

期間は出国から3か月(90日)

クレジットカード付帯の海外旅行保険の適用期間は出国から3か月以内となっています。通常の旅行であれば長くても2週間程度なので気にする必要はありませんが、長期留学などで3か月以上海外に滞在する場合にはクレジットカード以外の保険に入る必要があります。

病気による死亡は補償されない

クレジットカードに付帯する保険の死亡補償は事故などで死亡した場合に補償されますが、病気によって死亡した場合には補償されません。健康な人であれば海外旅行中に病気で使用するというケースはめったいにないので、気にする必要はないと思います。

損害保険会社の海外旅行保険との比較

インターネットで保険会社の保険に入った場合のごく一般的な料金(ヨーロッパ1週間の例)が以下の表です。

1週間ヨーロッパの例(AIG損保の海外旅行保険

ゴールドプラン(IN1) シルバープラン(IN2) ブロンズプラン(IN3) シンプルプラン(IN4)
傷害死亡 3,000万円 2,000万円 1,000万円 1,000万円
傷害後遺障害 90万円~3,000万円 60万円~2,000万円 30万円~1,000万円 30万円~1,000万円
疾病死亡 1,000万円 500万円 500万円 500万円
治療・救援費用 無制限(疾病応急治療・救援費用300万円限度) 2,000万円
(疾病応急治療・救援費用300万円限度)
個人賠償責任 1億円 1億円 1億円 1億円
携行品 30万円 30万円 30万円 20万円
保険料 10,520円 9,550円 8,910円 8,070円

最低のプランでも8千円以上の保険料かかります。これを旅行のたびに払うことを考えると、無料のクレジットカードを複数枚作ったほうが圧倒的にお得ですね。

しかし、損保会社の保険はクレジットカードの保険よりも内容が手厚いです。そのため、軽度の病気やけが、盗難などに関する保険であれば無料クレジットカードに付帯する保険でも十分ですが、より充実した保険を望む場合には損保会社の保険にも入ったほうがよいでしょう。

特に、アメリカ(ハワイやグアムも含む)は治療費がものすごく高額になるので、アメリカに行く場合には、手厚い保険に入ることをおすすめします。