ヨーロッパで常時インターネットに接続する方法としては、以下3つの方法が一般的です。
- ポケットWifi(WiFiルーター)のレンタル
- クラウドSIMのWiFiルーター
- SIMフリー端末+SIMカード
私が実際にヨーロッパ2カ国を周遊したときの実例を踏まえて、それぞれについて比較・紹介します。
ヨーロッパ周遊でネット接続する方法
ポケットWiFiのレンタル
レンタル会社からポケットWiFi(WiFiルーター)を借りて、海外に持っていく方法。ヨーロッパ周遊プランを選べば、1台のルーターでヨーロッパのほとんどの国で利用できます。設定などの必要がないので、誰でも簡単に使えるのが特長。
参考 ヨーロッパ周遊WiFiをマルタ・イタリアでレンタルしたレビュー
クラウドSIMのWiFiルーター(GlocalMeなど)
クラウドSIMという技術により、世界100か国以上でインターネットが利用できるWiFiルーターです。まずはルーターをアマゾンなどで購入し、その後は必要なデータパッケージを購入して使います。初期費用(ルーター代)はかかるものの、その後のランニングコスト(データパッケージ代)はWiFiルーターをレンタルするよりも安いので、よく海外に行く人なら初期費用の元はとれます。
参考 海外WiFiルータGlocalMeをヨーロッパで使ったレビュー
SIMカード
現地の空港などでSIMカードを購入し、SIMフリー端末に挿入して利用する方法です。SIMフリー端末を持っている人なら、最も安く利用できますが、自分で設定が必要になる場合もあります。空港で購入する場合はお店の人が設定してくれますが、買うのに時間と取られたり、お店が閉まっていて買えないこともあります。
参考 フィリピン・セブ島の空港でSIMカード購入したレビュー
費用比較
実際にマルタ・イタリア2カ国を10日間の旅行した際にかかった金額は以下のとおりです。
WiFiレンタル
エクスモバイルのヨーロッパ周遊WiFi(300MB/日)のレンタル10日間で10,810円。1台で複数人で使えるので、2人で使えばこの半額になります。複数で使うならそれほど高くないので、簡単な操作で確実につなぎたいという人におすすめです。
クラウドSIM(GlocalMe)
初期費用としてGlocalMe G3の端末代が約2万円(2019年2月現在)。
データパッケージ代が16ユーロ(≒2,100円)で合計約24,000円。端末代は初回のみなので、2回目以降はデータパッケージ代だけで済みます。海外に多くいく人なら端末代のもとはすぐにとれてしまいます。パッケージはアプリ経由で購入するので、アプリの設定や操作を自分でやる必要がありますが。大して難しくありませんが、スマホの設定やオンライン決済が自分でできない人だと難しいかもしれません。
SIMカード
マルタの空港にあったVodafoneで価格を尋ねたところ、EU諸国で使えるSIMカードが、3GBで20ユーロ(4週間有効)とのことだったので、一番安いです。
これがパンフレット↓
42ヶ国に対応したSIMカードはアマゾンでも購入できます。1GB、30日で2,000円以下です。私自身は使ったことがないので、評価はできませんが、レビューを見る限りは問題なさそうです。ただし、テザリングはできないので、複数台では使えません。
まとめ
それぞれのメリットとデメリットを表にまとめました。
メリット | デメリット | こんな人におすすめ | |
---|---|---|---|
WiFiルーターのレンタル | 設定が簡単、現地ですぐ使える。 | 割高(複数人で使うとそれほど高くない) | 難しい設定なしで確実にネット接続したい人。 |
GlocalMe | 事前にレンタルしたり、SIMカードを買う手間なく、どこでもネット接続できる。 | 端末の初期費用がかかる | よく海外に行く人で、アプリからの決済などが自力でできる人。 |
SIMカード | 安い | SIMフリー端末が必要、購入や設定に時間をとられる | スマホ知識があり、少しでも安く済ませたい人。 |
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