サントリーニ島観光の初日。午前中は火山島へ行くツアーに参加したが、ものすごい雷雨に遭遇してして全身ずぶ濡れで大変な目にあってしまった。
夕方には晴れ間がでてきたので、フィラからフィロステファニという街まで散策してサントリーニ島の美しい街並みを楽しんだ!
- 旅行期間:2015年3月15日~2015年4月4日 18泊21日
- 中欧:ブダペスト→ウィーン→チェスキー・クロムロフ→プラハ
- ギリシャ:サントリーニ島→アテネ
- 旅行形態:個人旅行/母親(シニア・体力あり)との2人旅
- 旅行費用:約22万円/人(お土産代を除く)
旅行概要の詳細: 中欧4か国&ギリシャ旅行記【概要&まとめ】
前の記事: アテネからフェリーでサントリーニ島へ
フィラの街並み
2015年3月29日(日) 旅行15日目
7:30朝食
ホテルは朝食付きではなかったが、ロビーでカステラみたいな手作りケーキとコーヒー・ジュースを自由に飲食できたのでこれを朝食にした。
★サントリーニ島で宿泊したホテル:サン ジョルジオ(San Giorgio)
★オススメ度
フィラの中心地にありバスターミナルからも近くてどこに行くのにも便利だった。スタッフは親切で、港や空港への無料送迎サービスもあった!
8:30 雲が多くて天気があまりよくなかったが、街の散策に出発!
サントリーニ島は断崖絶壁にホテルやお店などが立ち並ぶ。
サントリーニ島の周りには小さな島がいくつもある。
観光案内所に行ったら、11時発の火山ツアーがあるというので申し込んだ。
申し込んだのは「火山と温泉半日ツアー(Volcano and Hot Springs Half Day Tour)」という3時間のツアーで、サントリーニ島で最もポピュラーのツアー。ツアー料金は1人20ユーロ(約2,600円)。
火山ツアーは「オールドポート(Old Port)」という港から出発するので、フィラの街をブラブラと歩きながらオールドポートへ
フィラの街は断崖絶壁の上にあるので、オールドポートにいくには崖を下らなければいけない。
- ケーブルカー(片道4ユーロ・3分)
- ロバタクシー(片道5ユーロ・20分)
- 徒歩(無料・20分)
このときはツアーまで30分以上あったので、ゆっくりと徒歩で崖を下った。帰りに港からフィラの街に戻ってくるときにはロバタクシーを利用した。
ロバタクシーのロバ(ドンキー)がたくさん待機している。
徒歩で港へ行くにはロバタクシーと同じ階段道を下っていく。階段は580段あり20分位かかった。普段全く運動をしない生活をしているので、想像以上に疲れた。足腰の弱い人はケーブルカーかロバを使うのが無難。
火山ツアーに参加するが…。
ツアーはオールド・ポートから船に乗って「ネア・カメニ(Nea Kameni)島」という火山島(活火山)へ行く。サントリーニ島はこれが爆発して今の島の形になったらしい。
ここがオールドポート。シーズン中はツアーの勧誘などの人で賑わっているらしいが、オフシーズンだったので火山ツアーに参加する人以外はいなかった。
11:00 この船に乗って火山島へ。船は満員で40~50人が参加していた。欧米系が多く、アジア系は2割位。日本人は他にいなかった。
船上(エーゲ海)からみたサントリーニ島。崖の上にあるのがフィラの街。ジグザグになっている道が下って来た階段道。
約20分で火山島に到着。ツアーといっても添乗員がいるわけではなく「1時間後に船が出発するのでそれまでに戻ってくるように」と英語でアナウンスがあり、船を降ろされた。時間までに戻ってこないと置いていかれてしまう。
ごつごつとした砂利道をひたすら登っていく。
かなり雲行きが怪しかったけどこのときはまだ雨が降っていなかった。
歩き始めて15分位した頃に、突然大雨が降りだし、ものすごい雷まで発生。一時ヒョウも降ってきて大変なことになった。足元はすごい濁流になり、危険を感じたので頂上まで行かずに慌てて船へ戻ることに。15分位大雨の中を歩いたので、頭から靴の中まで全身ずぶ濡れで、大変なことになってしまった。日本でもこんなことは体験したことがないのに、まさかサントリーニ島でこんな目に遭うとは思わなかった。
山の下まで下ったところで撮影した写真。山の上ではもっとすごい濁流で、写真をとる余裕など全くなかった。カメラもずぶ濡れになってしまい壊れなかっただけでもよかった。
船に戻るが、みんなずぶ濡れ状態で船内は避難所のような雰囲気になっていた。
みんなが船に戻ってくると船は出発し、次の目的地である温泉へ。これだけの大雨でみんなずぶ濡れだというのに、何のアナウンスもなく何事もなかったかのように船は出発した。日本人の感覚すると考えにくいが、ここはギリシャなので仕方ない。
少ししたら温泉付近に停泊。「30分停泊するので、温泉へ入りたい人はここから飛び込んでください!」とのアナウンスが流れた。びしょ濡れのあとで憔悴しているのに、飛び込む人なんているのかなぁと思っていたら、意外にも多くの人が飛び込んだ。
若い女性で、水着ではなくてどうみても下着の人もいた。欧米人は大胆すぎ!
白い教会の付近から温泉がでているので、ダイブした人は教会付近まで泳ぐ!
楽しそうに泳いでいる女性
全部で15人くらいが飛び込んでいた。全員欧米人。
その後船はオールドポートへ戻って、ツアー終了。
ロバ―タクシーは楽しかった!
フィラまではロバタクシーを利用した。ツアーの参加者は50人位いたのに、ロバタクシーに乗ったのは私たちともう一組のカップルだけだった。大半の人はケーブルカーを利用していた。
階段にはロバタクシーのロバがズラリと並んでいて、ロバ使いのおじさん達が「ドンキー、ドンキー(ロバに乗って!)」といって勧誘をしていた。
1人1頭のロバに乗ってスタート! 鞍に乗るとロバは勝手に歩き出して、階段をスタスタと上っていく。途中で止まったり変な動きをすると、ロバ使いのおじさんに低い声で注意されて、きちんと言うことをきいていた。
★動画:ロバタクシーに乗っているところ
ロバに乗って約15分でフィラに到着!
ロバタクシーはとても楽しかった。ケーブルカーよりも絶対にこっちがオススメ!
フィラの街に戻ってきた。雨は降っていないもののまだ天気はイマイチ。
ランチはギリシャ名物のギロピタ
ギリシャ名物のファストフードと言えば「ギロピタ」。肉の塊を炭火などであぶり、薄くそぎ落としたものをザジギ(ヨーグルトサラダ)や玉ねぎのスライスなどと一緒にピタに包んだもの。ギリシャではあちこちにギロピタのお店がある。
ホテルの人がオススメだと教えてくれた「Lucky´s Souvlakis」というお店でギロピタとチキンピタをテイクアウト。店内で食べることもできたが、全身が濡れた状態なので一旦ホテルに戻る必要があった。
店員さんが感じよいお店だった。ギロピタは1個2.3ユーロ(約300円)。
評判通り美味しかった! かなりボリュームがあるので1個でお腹いっぱいになった。
火山ツアーでずぶ濡れになってしまったので、ホテルに戻ってからは洗濯をしたり、靴や鞄をドライヤーで乾かしたりして大変だった。さらに体力も消耗して疲れたのでホテルで2時間程休憩。
今回の旅行はサントリーニ島3泊でカツカツの日程ではなかったのでこんな風にのんびりできたが、もし1泊でこんな目にあっていたらと考えると恐ろしい。オフシーズン中は天気が悪い可能性も高いので(今回の旅行がまさにそうだった)、オフシーズンに行くなら絶対に余裕のある日程にしたほうがよい!
フィラからフィロステファニまで散策
夕方になったら晴れてきたので、ホテルのあるフィラの街から断崖絶壁の海沿いを歩いて「フィロステファニ」という可愛らしい街まで散策した
フィラの街にはお土産屋がたくさんあり、マグネットなど定番みやげがあちこちで売られていた。翌日にイアの街にも行ったが、お店は圧倒的にフィラのほうが多かった。
海沿いを歩いてフィロステファニへ
午前中に比べれば天気がだいぶ回復してきた! 写真に写っているのはフィラの街。
15分位歩くとフィロステファニ地区へ到着!
フィロステファニの街は白一色。フィラよりも落ち着いた雰囲気で静かだった。
サントリーニ島のシンボル青屋根の教会があった。
歩いていたら猫が寄ってきた!
さらにもう一匹やって来た!
そして3匹目。人なつっこくてかわいい猫たちだった!
サントリーニ島にはこのような小さな教会があちこちにあった。
シーズンに向けて街のいたるところでペンキ塗りが行われていた。
フィロステファニを散策したあとは再びフィラへ
フィラの街
フィラのサンセット&ギリシャ料理の夕食
サントリーニ島と言えばイア(Oia)のサンセットが有名だが、フィラでも見ることができる。
フィラのサンセットもきれいだった!
サンセットを見たあとは海沿いにあるギリシャ料理店「ナウサ」で夕食。窓際の席に座ることができたので、断崖絶壁の景色を見ながら食事ができた。
ギリシャサラダは上にのっているチーズが美味しいという人が多いが、クセがあって苦手だった
これはギリシャ料理の代表格「ムサカ」。ひき肉となすやトマトを重ね、ベシャメルソースとチーズをかけてオーブンで焼いた料理。ラザニアみたいな感じで食べやすくて、美味しかった 器の底が厚くてかなりのボリュームだった。
翌日はイアの街を観光!
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