皇居乾通り&都内庭園の紅葉めぐり

東京観光・街歩き
六義園の渡月橋

本日は皇居にある乾通りと呼ばれる並木道の一般公開最終日とのことで、乾通りへ行ってみた。ついでに都内にある「清澄庭園」「六義園」「旧古川庭園」へ。きれいな紅葉がみれたのはよかったが、1日でかなり歩いたのでものすごく疲れたtired_face

まわったルート
(散策時間:10時~16時)
1.清澄庭園

2.皇居(乾通り・東御苑)

3.六義園

4.旧古川庭園

メトロの1日券で移動。すべてメトロで移動した!

清澄庭園

まず最初に行ったのは清澄庭園。地下鉄の清澄白河駅から歩いて3分位なのでアクセスがよい。ここは過去5回位来たことがある。

清澄庭園の概要
清澄庭園は、泉水、築山、枯山水を主体にした「回遊式林泉庭園」。明治11年、岩崎彌太郎が、荒廃していたこの邸地を買い取り、社員の慰安や貴賓を招待する場所として庭園造成を計画、明治13年に「深川親睦園」として一応の竣工をみた。彌太郎の亡きあとも造園工事は進められ、隅田川の水を引いた大泉水を造り、周囲には全国から取り寄せた名石を配して、明治の庭園を代表する庭園が完成した。

入園料は大人150円。

朝早かったのでまだ人がそれほどいなかったが、帰るころには団体さんが来ていた。

午前中は逆光になってしまうが、ここからの景色が一番美しい!

雪などによる枝折れ防止と装飾を兼ねた「雪吊り」があちこちにあって美しかった。

池にはやたらと鴨がいた。前に来たときは亀がたくさんいたが今回は亀を見なかった。

写真ではわかりにくいが、正面にスカイツリーがみえる。

天気がよかったので鳥が気持ちよさそうに日向ぼっこしていた。

清澄庭園はいつ来ても、それほど混雑していないのでゆっくりと落ち着いてみることができる。庭園自体もとてもコンパクトなので30分もあれば余裕で1周できてしまう。眺めのよいところにベンチがあるので、座ってのんびりと鑑賞できる。

皇居

続いて向かったのは皇居。乾通りを歩いたあと、東御苑に入り二の丸庭園をみたりした。

乾通り

乾通りの一般公開は、天皇陛下の傘寿を記念して去年初めて行われ、再開を望む声が多く寄せられたことから、今年も12/5~12/9の5日間限定で行われた。本日はその最終日。

平成27年の皇居乾通り一般公開の参入者数(宮内庁HPより)
12月5日(土) 28,400人
12月6日(日) 39,820人
12月7日(月) 41,720人
12月8日(火) 47,880人
12月9日(水) 45,000人 ←訪れた日
合計     202,820人

11:30頃 大手町駅から地上にでると、たくさんの人がゾロゾロと皇居へ

馬に乗っての警備も行われていた。

乾通り開放日の入場は坂下門からのみ。坂下門へ行くのに二重橋の先までぐるっと一周させられたので、入るまでに結構歩いた。

ニュースでは1時間待ちとか言っていたのでどれくらい待つのかと思ったが、警備員の誘導も上手だったので、立ち止まって待ったりすることはなかった。人は確かに多かったが、常に列は進んでいた。とにかくみんなでゾロソロと歩くのみだった。

二重橋

坂下門に入る前に「セキュリティチェック」と「ボディチェック」。何日か前のニュースで取材を受けていた人は、『飲み物は実際に飲んで確認させられた』と言っていたが、飲まされることもなくすんなりと通過。

チェックを通過したら坂下門へ

坂下門から乾門までの乾通り(約750m)を歩く。このために来た!

坂下門を入るとすぐ左手に宮内庁庁舎がある。

宮内庁庁舎を通り過ぎたあたりから乾通りの紅葉をみることができる。

警備員がスピーカーで「立ち止まらないでください」とか「カメラは1か所につき1枚のみでお願いします」とか常に言っているので、ゆっくりと写真を撮ることが難しかった。道の端っこに寄れば撮ってもOKだったが。

進行方向右手にはお濠がみえる。「富士見多聞(ふじみたもん)」は長屋造りの倉庫。

葉っぱのアップ!

15分位で乾通りを通過。正面の乾門から退出。

紅葉やイチョウが赤や黄色に色づいていて確かにきれいだったが、正直大したことはなかった。紅葉なら、この後に行った東御苑でもきれいなのが見れたし、都内の他の場所にもこのレベルはたくさんある。これは普段公開されていない乾通りを通過することに価値のあるイベントなのであまり深く考えない方がよさそう。

乾通りの一般公開は、毎年サクラとモミジの時期に5日間ずつ行われるが、来年のモミジの時期と再来年のサクラの時期は、樹木の植え替え工事のため公開しないということ。

東御苑

せっかく皇居まで来たので、北桔橋門から皇居東御苑へ再入場。乾通りは一方通行なので、一旦出たら戻れない。

東御苑にも所どころできれいな紅葉があった!

・旧江戸城本丸跡
見たことがないくらいたくさんの人がいた。何回か上まで行ったことがあるが、あまり見どころは感じない。

・二の丸庭園
東御苑に来たらやはりココが一番。奥まったところにあるので、気づかない人が多いのかそれほど混んでいなかった。

小さい日本庭園だが手入れが行き届いていて美しい。

大手門から出て、皇居見学終了!

六義園

続いては六義園へ。この日は皇居乾通り一般公開に合わせて、普段は開いていない「染井門」が開門していた。染井門はメトロの駒込駅を出た目の前なので便利だった。ココに来たのはおそらく2回目。何年か前に枝垂桜のライトアップを見て以来。

六義園の概要
六義園は造園当時から小石川後楽園とともに江戸の二大庭園と言われていた。元禄8年(1695年)、五代将軍・徳川綱吉より下屋敷として与えられた駒込の地に、柳沢吉保自ら設計、指揮し、平坦な武蔵野の一隅に池を掘り、山を築き、7年の歳月をかけて「回遊式築山泉水庭園」を造り上げた。

入園料は大人300円。

園内は結構広いのでざっと1周すると1時間位かかる。紅葉を見に来る人で賑わっていた。

吹上茶屋では抹茶などを頂くことができる。

・渡月橋(とげつきょう)
重量感のある大きな御影石を2枚つなげて、中央下部は石で支えている。

橋を渡るときは誘導員の指示に従って一方通行で渡る。

・藤代峠
石段を少しのぼったところにある藤代峠からは六義園全体を見渡せる。

・つつじ茶屋
つつじの古木材を用いて建てられた東屋。

旧古川庭園

この日最後に訪れたのは旧古川庭園。行くつもりはなかったが、六義園から徒歩12分と書いてあったので行ってみることにした。この日は皇居でかなり歩いてクタクタになっていたので、ものすごく遠く感じた。

旧古川庭園の概要
武蔵野台地の斜面と低地という地形を活かし、北側の小高い丘には洋館を建て、斜面には洋風庭園、そして低地には日本庭園を配したのが特徴。洋館と洋風庭園の設計者は、鹿鳴館やニコライ堂などを設計した英国人ジョサイア・コンドル博士。日本庭園の作庭者は造園界に多大な貢献をした京都の庭師植治こと小川治兵衛。伝統的な手法と近代的な技術の融和により、和洋の見事な調和を実現している。

入園料は150円。

・洋館
ジョサイア・コンドル最晩年の作で、外壁は真鶴産の新小松石(安山岩)の野面積で覆われ、屋根は天然ストレート葺き。

西洋庭園から撮影

・西洋庭園
これもジョサイア・コンドル設計。バラの季節はすごくきれいになるらしい。

・日本庭園
冬のマツの雪吊とこも巻・ソテツの霜除は風物詩になっている。

ソテツの霜除

見学を終えた頃には夕方の4時近くで日もだいぶ落ちていたので、これで紅葉めぐりは終了。余裕があれば小石川後楽園にも行こうと思っていたがさすがに無理だった。

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