約5年ぶりの日光。前回は1泊2日だったが、今回は日帰り観光。日本を旅行中のイスラエル人Shoshさんとの2人旅。日光は世界遺産とあって外国人からの人気が高く、外国人観光客が多かった。
新宿駅から日光へ
2015年10月8日(木)
7:30 JR新宿駅発の「特急 日光1号」で東武日光駅へ
全席指定なので当日にみどりの窓口でチケット購入。満席でチケットが買えないかもしれないという不安があったが、平日なので座席はそれほど埋まっておらず余裕で買えた。ちなみに7時少し前に南口のみどりの窓口に行ったらほとんど並ばずにすぐに購入できた。
日光行きのホームは新宿駅の主要ホームからは少し離れた6番線からの発車。「サザンテラス口」か「南口」が近い。新宿駅は広いので不慣れな人は時間に余裕をもっていったほうが無難!
JR新宿駅(または池袋駅)と東武日光を結ぶ直通特急は本数がかなり少ないが、新宿近辺から出発する場合は乗り換えなしで日光まで行けるので便利。今回は行きに日光1号、帰りに日光8号を利用した。チケット代は往復で8,000円(片道4,000円)。
JR新宿駅と東武日光を結ぶ直通特急電車(毎日運行・全席指定)
チケットはインターネットでも購入可⇒駅たびnet
参考 まるごと日光 東武フリーパス
楽して行くなら東京駅発着のはとバスツアー!
参考 はとバス(日光・中禅寺湖周遊)
特急の座席は広くて乗り心地は快適だった。車内にはトイレもある。この列車に使われている車両は、かつて成田エクスプレスで使われていたものをリニューアルしたとのこと。
9:29 東武日光駅到着(JR新宿駅出発だが、到着はJR日光ではなく東武日光)
外国人観光客が多かった。
東武日光駅内にある観光案内所でパンフレットをもらってから、バスのフリーパスチケットを買って観光スタート。観光案内所には2人の案内人がいて英語対応も親切にしてくれた。
華厳の滝まで行くので「中禅寺温泉フリーパス」を購入。
バス停はこの混雑ぶり。紅葉にはまだ少し早いのにこれだけの人なので紅葉シーズンはかなり混みそう。
10:00 東武日光駅(2番)からバスに乗車
↓
↓
11:00 中禅寺温泉(24番)で下車
各バス停には番号がついており、バス車内に停車するバス停の番号が表示されるのでわかりやすかった。
華厳の滝
バス停から華厳の滝までは歩いてすぐ
エレベーター(530円)で降りて滝壺近くから見ることもできるが、今回はそちらへは行かずに無料展望台からみた。
小学生の遠足シーズンのようでたくさんの小学生がいた。
無料の展望台からでもそれなりに滝をみることができた。
華厳の滝を眺める小学生たち
木が少し邪魔だけど、無料展望台の横からも滝がよく見えた。
滝を覗きこむ人々
いわなの塩焼き(600円)を食べるShoshさん
続いては歩いて中禅寺湖畔へ
中禅寺湖畔
中禅寺湖の周りを散策しようと思っていたが、小雨が降ってきてしかも風がものすごく強くて歩くのも大変になってきたので、中禅寺湖の近くに行ってすぐにバス停へ引き返した。
中禅寺湖
◆ ◇ ◆ ◇ ◆
12:00 中禅寺温泉(24番)からバスに乗車
↓
↓
12:40 西参道(9番)で下車
西参道バス停から歩いて東照宮・二荒山神社・輪王寺へ行くことができる。
まずは三仏堂へ
日光山輪王寺三仏堂
三仏堂と大猷院とのセット券(900円)を購入。
三体の本地仏(ほんじぶつ)を祀っているので、「三仏堂」と言う。 三仏堂に祀られているのは、千手観音、阿弥陀如、来馬頭観音の3仏。
三仏堂 は平成32年までの予定で大改修が行われており、正面はこんな状態。
(内部は撮影禁止のため写真なし)
3仏のうち来馬頭観音は京都に修理に出されてなかったが、千手観音と阿弥陀如はものすごい至近距離で見ることができた!
最上部の7Fに特設の「展望通路」があるというので行ってみた。7Fまで階段なのですこし疲れた。
展望通路(天空回廊)
天空回廊からは修繕の様子をみることができる。
天空回廊からみた逍遥園(輪王寺にある庭園)
◆ ◇ ◆ ◇ ◆
続いては日光東照宮へ
日光東照宮
ここの標高は東京スカイツリーと同じ634メートルとのこと。
日光東照宮の入口にある石鳥居
★五重塔
中心に心柱(しんばしら)を据えた優れた耐震構造物。東京スカイツリーの耐震システムが、五重塔の心柱構造を応用して設計されたことで話題になった。
この門の先に行くには拝観料(1,300円)が必要。日光はどこも拝観料がとられるので結構お金がかかる。陽明門が工事中で見れない上、時間もあまりなかったので中へは入らなかった。
※日光東照宮は日光観光の超定番なので、初めての人は入場することをお勧めする
続いては二荒山神社(ふたらさんじんじゃ)へ
二荒山神社
二荒山神社の主祭神は招福や縁結びの神様、大己貴命(おおなむちのみこと)がまつられており、現在では縁結びのご利益でも人気とのこと。
二荒山神社のすぐ横に輪王寺大猷院(りんのうじたいゆういん)の入り口がある。
輪王寺大猷院
大猷院とは徳川三代将軍「家光公」の廟所(びょうしょ)(廟所=墓所)で、境内には世界遺産に登録された22件の国宝、重要文化財がある。
★仁王門
1つ目の門で、口を開いた「阿形(あぎょう)」と口を閉じた「吽形(うんぎょう)」2体の仁王像「金剛力士像(こんごうりきしぞう)」が安置されている。「阿吽の呼吸」はここから来ていると言われている。
★御水舎
御水舎の屋根は「唐門」作りで、天井には「龍」の絵が描かれていて「水鏡の龍」と呼ばれている。
★夜叉門
青い「烏摩勒伽」は全国でもめずらしい仏様。
★唐門
唐門の先には拝殿があり、靴を脱いで内部へ入ることができる。拝殿には家光公の位牌が祀られていた。
(拝殿は撮影禁止の為写真なし)
◆ ◇ ◆ ◇ ◆
ずっと歩きっぱなしで疲れたので観光を終了して、バスで東武日光駅へ
西参道(9番)からバスに乗車
↓
東武日光駅(2番)で下車
帰りの電車まで30分以上あったので、駅前のお土産屋でゆばまんじゅうを食べたりしてお腹を満たした。お土産屋は外国人対応に慣れていてみんな感じがよかった。
ゆばまんじゅう
16:39 日光8号で新宿へ
18:36 JR新宿駅着
日光日帰りでかかった費用
・電車(JR新宿駅~東武日光駅) 特急往復:8,000円
・バス(日光駅⇔中禅寺温泉のフリーパス券):2,000円
・拝観料(輪王寺三仏堂と大猷院とのセット券):900円
・食事:約1,000円
合計 11,900円
まとめ
公共交通機関を使って東京から日光への日帰り観光は十分可能だったが、結構忙しいスケジュールとなった。華厳の滝と東照宮エリアの両方に行ったのが慌ただしくなった原因だと思う。日帰りの場合は、あまり欲張らないで、見るスポットを事前に決めてから行くことをお勧めする。
日帰りでも簡単に行けるが、時間に余裕があるのなら、宿泊してゆっくりと観光するのがベストだと感じた。
コメント