待乳山聖天(まつちやましょうでん)は浅草寺の支院で、『浅草名所七福神』のひとつである毘沙門天をお祀りしている。浅草寺から徒歩10分程のところにあるが、浅草寺の喧騒から離れて、静かで落ち着けるスポットである。近年は願いが叶うパワースポットとしても注目されており密かな人気となっている。良縁スポットとして有名な今戸神社のすぐ近くでもある。
待乳山聖天(本龍院)とは?
「待乳山聖天」は『浅草名所七福神』のひとつであり、毘沙門天をお祀りしている。正式名称は本龍院。待乳山は「まつちやま」と読み、聖天(しょうてん)とは仏教の守護神である歓喜天のこと。聖天様は象頭人身の姿で夫婦和合や子宝のご利益があるとされる。
階段を上り少し高台にある。595年に突然この土地が小高く盛り上がり、そこへ金龍が舞い降りたと伝えられている。
境内マップ(出典:待乳山聖天ウェブサイト)
本堂は一般人もあがって参拝することができる。
大根と巾着がシンボル
境内のあちこちに「二股大根」と「巾着」のモチーフがある。
巾着は商売繁盛を表すという。
大根は人間の深い迷いの心、瞋(いかり)の毒を表すといわれており、大根を供えることによって 聖天さまがこの体の毒を洗い清めてくれるとされる。また、大根には健康・良縁・夫婦和合・家庭円満の功徳があるとされる。毎年1月7日には「大根まつり」が開催され、ふろふき大根が振る舞われる。
本堂には大根が山のように積まれている。
お供え用の大根が販売されている。このときは1本250円だったが、市場価格によって値段は変化する。
本堂でお供えされた大根は翌日にお下がりをいただくことができる。
境内には美しい庭園
寺務所の右側を入っていくと美しい日本庭園がある。
スカイツリーが見える。
池にはたくさんの錦鯉が泳いでいて、手入れが行き届いている。
境内にさくらレール(ケーブルカー)
境内には「さくらレール」というものすごい短いケーブルカーがある。待乳山聖天は小高い山の上にあるので、足腰の弱い人向けに作られたものと思われる。
所要時間約30秒で本堂まで行くことができる。
走るのはたったこれだけの距離。
アクセス
〒111-0032 東京都台東区浅草7-4-1
最寄駅
■東京メトロ銀座線「浅草駅」
■都営浅草線「浅草駅」
■東武スカイツリー線「浅草駅」
上記の駅より徒歩10~15分
浅草駅から徒歩のほか、レンタサイクル、バス、人力車などで行ける。
徒歩またはレンタサイクル
浅草駅から徒歩だと約15分、自転車だと約5分。レンタサイクルは隅田公園駐輪場(水上バス乗り場のすぐ横)で借りられる。4時間200円、1日300円と格安。スカイツリーなど近隣スポットを合わせて観光する場合はレンタサイクルがオススメ!
参考 台東区レンタサイクル案内
松屋デパートに沿ってはしる「江戸通り」を(隅田川を右手に)真っすぐ約1キロ進むと左手にある。江戸通りさえ間違わなければ一本道なので迷うことはない。
バス
都営バス:200円、めぐりん:100円、パンダバス:無料
「東武浅草駅前」のバス停から
・都営バス東42甲:南千住行「隅田公園」下車
・都営バス東42乙:南千住行「リバーサイドスポーツセンター」下車
・台東区コミュニティバス「北めぐりん」:「隅田公園」下車
雷門や水上バス乗り場前のバス停から
・パンダパスで「待乳山聖天」下車
パンダバスは本数は少ないが、無料なので時間が合えば使ってみる価値あり!
パンダバス
パンダバス時刻表。本数は1時間に1本程度と少ない。
人力車
浅草名物の人力車で観光名所とともに巡ることもできる。人力車のお兄さんが一緒に境内をまわってくれて丁寧に説明をしてくれるので、浅草観光のついでに雷門前から人力車に乗るのもオススメ!
5分程歩けば隅田川沿いからきれいなスカイツリーが見える!
コメント