東京から江ノ島・鎌倉へ日帰り観光

江ノ島 神奈川

東京から日帰りで江の島・鎌倉観光へ。鎌倉へは何度か行ったことがあるが、江ノ島へ行ったのは約20年ぶり。しかも江ノ島の端っこのほうまで行ったのは初めて。東京からのアクセスも簡単なので、日帰りでも十分楽しめた。

東京から江ノ島・鎌倉へのアクセス方法(電車)

小田急線が一番安い

東京方面から江ノ島方面へのアクセスとしてもっとも安いのは小田急線。

・新宿⇒(小田急線)⇒片瀬江ノ島【630円・乗車70分】

特にお得なのは、小田急の運賃+江ノ電乗り放題がセットになった「江の島・鎌倉フリーパス」。例えば新宿駅から乗車した場合、「小田急新宿駅~藤沢駅の往復運賃+小田急線(藤沢~片瀬江ノ島)と江ノ電が乗り降り自由」で1,470円。フリーパスに特急料金を追加すればロマンスカーを利用することもできる。

詳細:江の島・鎌倉フリーパス(小田急公式サイト)

東京駅方面からはJRが便利

小田急線沿線から乗車する場合は小田急線が安くて便利だが、東京駅・品川駅・新橋駅などのJR沿線から乗車する場合は横須賀・東海道線を使うのが簡単で便利。東京方面から乗り換えなしで大船まで行くことができる。

・東京⇒(JR・39分)⇒大船⇒(湘南モノレール・14分)⇒湘南江の島【1,110円・乗車53分】
・東京⇒(JR・44分)⇒藤沢⇒(小田急江ノ島線・7分)⇒片瀬江ノ島【1,130円・乗車51分】

東京から江ノ島・鎌倉日帰り観光のルート

今回は鎌倉よりも江ノ島観光が目的だったので、江ノ島⇒鎌倉の順番に観光した。日帰りで鎌倉と江の島の両方を楽しむことも可能だが、詰め込みすぎると1日では回りきれないので、優先順位をつけて行きたいところに絞ってまわる必要がある。たっぷり観光するなら宿泊するのがおすすめ!

今回の観光ルートは以下の通り。
①大船~湘南江ノ島【湘南モノレール】
②江ノ島観光
③江の島→鎌倉【江ノ電】

江ノ島・鎌倉路線図 観光ルート

上記路線図が頭に入っていれば江ノ島・鎌倉エリアの観光は難しくない。

江ノ島・鎌倉日帰り観光(2018年9月12日)
  • 11:00
    大船駅
    鎌倉・江ノ島パスを購入し、湘南モノレールに乗車。西鎌倉駅で途中下車し写真撮影。
  • 湘南江の島駅に到着
    駅から歩いて江の島へ(約20分)
  • 12:15
    江ノ島観光
    食べ歩きなどしながら、徒歩で島の端っこまで行った。江ノ島観光にかかった時間は食事を含めて約3時間。
  • 16:00
    江ノ島から鎌倉方面へ【江ノ電】
  • 鎌倉高校前で途中下車
    アニメの人気フォトスポットで写真撮影
  • 17:00
    鎌倉大仏を参拝
    長谷駅で下車し、歩いて鎌倉大仏へ
  • 18:30
    鎌倉駅近くで夕食

電車移動が多いなら鎌倉・江ノ島パスがお得!

鎌倉・江ノ島エリアを電車で乗り降りしながら移動する場合には「鎌倉・江ノ島パス」がお得。湘南モノレールを利用する場合はこのパスを買ったほうが特になる可能性が高い。1~2回の乗り換えだと元を取れないので注意!

  • 発売期間:通年
  • 有効期間:1日間
  • 値段:大人700円、子供350円
  • 発売場所:JR東日本の大船、藤沢、鎌倉、北鎌倉の券売機、みどりの窓口およびびゅうプラザ

フリーエリア内では、JR線の普通列車(快速含む)の普通車自由席、江ノ島電鉄線、湘南モノレール線が乗り降り自由。

詳細:JR東日本ウェブサイト

今回は外国人の友人と一緒だったので英語バージョンの切符を購入したが、もちろん日本語バージョンもある(券売機で購入時に選択できる)。
鎌倉・江ノ島パス

今回乗車した区間および通常料金は以下の通り。
【湘南モノレール】大船 → 西鎌倉(270円)/西鎌倉 → 湘南江の島(170円)
【江ノ電】江ノ島 → 鎌倉高校前(190円)/鎌倉高校前 → 長谷(220円)/長谷 → 鎌倉(190円)
【JR】鎌倉 → 大船(160円)
通常1,200円かかるところが、鎌倉・江ノ島パスで700円だったので500円お得だった!

湘南モノレール乗車体験(大船~江ノ島)

湘南モノレールは日本国内に2か所しかないサフュージュ式(吊り下げ型)のモノレール。この方法は、車輪や走路が雨水・積雪にさらされることがないため、安定した運行が可能となっている。

詳細:湘南モノレール公式サイト

私は長年東京・神奈川に住んでいるが、湘南モノレールに乗ったのは今回が初めて。外国人観光客には結構有名らしく、外国人の友人のほうが私よりも詳しかった。

大船駅から湘南江の島駅まで約14分。途中、結構な速さで急カーブを駆け抜けたり、トンネルを通過したりとモノレールにしてはアトラクション的な要素もあるので、乗っているだけでも楽しめる!

路線図

JR大船駅から湘南モノレール大船駅までは歩いて2、3分。
湘南モノレール大船駅

平日の午前11時。空席が少しある程度の乗車率。
湘南モノレール 大船駅

先頭車両からの景色!
湘南モノレール車内から撮影

途中、湘南モノレールの外観を撮影するために西鎌倉駅で下車。湘南モノレールは外国人にはとても魅力的なようで、外国人の友人は大喜びしていた。
湘南モノレール外観

江ノ島観光

湘南モノレールの終点である湘南江の島駅から歩いて江ノ島へ。

湘南江の島駅から江ノ島の入り口にある弁天橋までは徒歩約20分。
江ノ島弁天橋

鉄道駅から江ノ島までのアクセスは、
・小田急線の片瀬江ノ島駅から徒歩10分
・江ノ電の江ノ島駅から約15分
・湘南モノレールの江の島駅から徒歩20分

下記地図の上部が江ノ島の玄関口である弁天橋。この橋を渡るとお土産屋などが並ぶ賑やかな通りがあり、その先に江島神社がある。弁天橋から江島神社までは10分もあれば行けるが、その先の展望台や岩屋まで歩くと20~30分かかる。今回は島の端っこの岩屋付近まで行った(地図上の赤いルート)。
江ノ島マップ
(江ノ島マップは「あるけるマップ&ニュース」より)

江島神社参道で食べ歩き

弁天橋を渡ると江ノ島。青銅の鳥居をくぐると江島神社への参道(弁財天仲見世通り)が始まり、レストランやお土産屋さんが立ち並ぶ。

江の島名物のしらすが至る所で売られている。

しらすパンとしらすコロッケを食べてみたが、どちらも美味しくて腹ごしらえにちょうどよかった。しらすパンは中にしらすとチーズが入っていてもちっとした食感だった。

しらすコロッケの中身が黒いのは竹炭の色。程よくしらすの味がして美味しかった!

タコ煎餅も江ノ島名物とのことで、焼きたてのタコ煎餅店には長い行列ができていた。

江島神社

参道が終わって、階段を上っていくと江島神社(えのしまじんじゃ)がある。
江島神社

島内にある「辺津宮(へつみや)」「中津宮(なかつみや)」「奥津宮(おくつみや)」の三社を総称して江島神社と呼び、それぞれの宮には守護神である女神が祀られている。

江島神社の入り口には「江の島エスカー」というエスカレーターがあり、これを使うと約5分で江の島の頂上まで行くことができる。

今回はエスカレーターを使わず歩いて、島の端っこの岩屋を目指した。途中、急な石階段もあり思っていた以上に疲れたので、エスカレーターを使うべきだった(歩くと約20分かかる)。

江の島エスカーの料金
エスカーは3区間に分けられており、3か所の乗り場がある。
・1区(辺津宮まで):大人200円、子供100円
・2~3区(辺津宮~中津宮~江の島頂上部):大人180円、子供90円
・3区(中津宮~江の島頂上部):大人100円、子供50円
・全区間:大人360円、子供180円

富士見亭で絶景ランチ?

魚見亭という見晴らしのよいレストランでランチを食べようと思ったが、行列でかなり待ちそうだったので断念…。

魚見亭のすぐ下にある富士見亭は行列もなくテラス席が空いていたのでここでランチ。

こんな感じで室内席とテラス席がある。

テラス席は海に面していて、富士山が見える。この日は曇りだったが、少しだけ富士山が見えた。

参考:冨士見亭(食べログ)

岩場

ランチを食べたレストランからさらに階段を下っていくと岩場があり、観光客がたくさんいる。

天気がよいと富士山が見える絶景だが、この日は曇りで富士山はほとんど見えなかった。

さらに先にいくと、波の浸食によって出来た自然の洞窟(岩屋)があり、中へ入ることができる。今回は時間に余裕がなかったので、洞窟内には入らなかった。洞窟への入場料は500円、所要時間約20分。

詳細:江の島岩屋(藤沢市観光協会)

島の茶屋 あぶらや

岩場から戻ってくるには急な上り階段があり、かなり疲れたので、甘味処で休憩。

なかなかよい雰囲気の日本庭園風の屋外席がある。

抹茶やおしるこなど茶屋らしいメニューが多数揃っている。

屋外席に座っていたらたぬきが間近にやってきた!人慣れしている狸でかなり近くまで寄ってきた。

参考:島の茶屋 あぶらや(食べログ)

江ノ島の猫

江ノ島はそこらじゅうに猫がいるときいていたが、みかけたのは4~5匹。それほど多くなかった。

情報によると、猫は上記で紹介した甘味処「あぶらや」付近にいる確率が多いとのこと。あぶらやの店内には猫の餌が置いてあり、猫がうろうろとしていた。

江ノ電・鎌倉高校前で写真撮影

江ノ島観光を終えた後は、江ノ電の江ノ島駅へ。弁天橋から江ノ島駅は徒歩約15分。

まずは、鎌倉高校前駅で下車。

鎌倉高校前駅すぐ近くの踏切は『スラムダンク』に登場する場所として人気のフォトスポットになっている。特に外国人観光客の間ではかなり人気が高い。今回一緒に行った外国人の友人もこの場所を見て大喜びしていた。

平日の16時過ぎでこの人だかり。休日はもっと混雑するらしい。

海を背景に踏切と電車を撮影するのがポイント。こんな写真しか撮れなかったが…。

鎌倉の大仏

続いては鎌倉大仏へ行くため、江ノ電の長谷駅で下車。長谷駅から高徳院(鎌倉大仏)までは徒歩6分。

到着したのは閉門ギリギリの17:15。大仏胎内へ入るのは16:30までなので、大仏内へは入れなかった。

拝観料は大人200円。

大仏の高さは11.31m、重量約121トン。国宝に指定されている。

詳細:鎌倉大仏殿高徳院(公式サイト)

鎌倉小町通りで夕食(焼き肉)

大仏観光を終えて、江ノ電で鎌倉駅へ。

すでに18時過ぎで、小町通りのお店も閉店しているところが多かった。今回は江ノ島観光がメインだったので、鎌倉では寺院などへは行かなかった。

以前に鎌倉で紅葉狩りをしたときの記事はこちら

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小町通りから少し入ったところで見つけた「焼肉うみかぜ」で夕食。希少部位なども比較的手ごろな値段で食べられて肉質もよかった。

参考:焼肉うみかぜ(食べログ)

鎌倉・江の島日帰りでかかった費用

一緒に行った友人が浅草のホテルに滞在していたので、浅草を拠点として浅草~江ノ島・鎌倉への日帰り観光でかかった費用を集計した。

★交通費
・浅草~大船往復(都営浅草線&JR):1,880円(940円×2)
・鎌倉・江ノ島パス:700円
合計:2,580円

★食事代
・食べ歩き:500円
・ランチ:1,500円
・甘味処:1,000円
・夕食:4,000円
合計:約7,000円

★観光費
・鎌倉大仏:200円

かかった費用はすべてのトータルで約1万円。食事代が大半を占めているので、食事内容によってはもっと安くなったり高くなったりする。食事にお金をかけなければ、5千円程度でも日帰りで江の島・鎌倉を楽しむことができる。

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