プラハ観光1日目は定番の観光スポットであるプラハ城やカレル橋、旧市街広場などへ行った。プラハの旧市街は見どころが集中しているのですべて歩いて見て回れて便利だった。夕方にはヴルタヴァ川クルーズもして、とても充実した1日だった
- 旅行期間:2015年3月15日(日)~ 2015年4月4日(土)18泊21日
- 中欧:ブダペスト→ウィーン→チェスキー・クロムロフ→プラハ
- ギリシャ:サントリーニ島→アテネ
- 旅行形態:個人旅行/母親(シニア・体力あり)との2人旅
- 旅行費用:約22万円/人(お土産代を除く)
旅行概要の詳細: 中欧4か国&ギリシャ旅行記【概要&まとめ】
前の記事: チェスキークロムロフ→フルボカー城→プラハ
トラムでプラハ城へ
2015年3月25日(水) 旅行11日目
前日にスーパーで買ってきた食材で朝食(アパートメントホテルにて)。
これはチェコの伝統的なパン「コラーチ(koláč)」。餡やクリームなどがのっているが甘すぎず素朴な味わいのパン。黒いのは定番のケシの実の餡がたっぷりのったコラーチ。
アパートメントタイプの部屋は広くて快適だった。地下鉄やトラムの駅まで歩いてすぐで、スーパーなどのお店も近くにあってとても便利だった。フロントは24時間オープンで空港送迎サービスもあり。
9:30 ホテルを出発、まずはプラハ城へ!
ホテルから歩いてすぐのAndel駅前には小さなマーケットが開催されていて、屋台などがでていた。
ここでもチェコのパン「コラーチ」がたくさん売られていた。
ホテルからプラハ城までは歩いても行けるが30分程かかるので、トラムを利用した。
駅でトラム、バス、メトロが乗り放題になる1日券(110コルナ=550円)を購入。しかし、結果的にはほとんど交通機関は利用せずトラムに2回乗っただけだったので、1日券で元を取ることはできなかった。ちなみに1回券は24コルナ(120円)。また、プラハの交通機関はシニアにとても優しくて、65歳以上は半額、70歳以上は無料!
駅前からトラムに乗ってプラハ城へ(約5分)
新しいタイプの大型トラムは広くてきれいだった。
トラム車内には駅名が表示されてるのでわかりやすい!
プラハは犬を連れている人が多く、人間と同じようにトラムなどに乗れる。とても犬に優しい街!
ココでトラムを降りて歩いてプラハ城へ
プラハはどこも人が多かったけど、こんな静かな通りもあった。
★旧市街Map
プラハ旧市街はとてもコンパクト。プラハ城⇒カレル橋⇒旧市街広場の順に散策した
プラハ城を見学
坂道を上がっていくと「プラハ城(Prazsky hrad)」正門に到着! やたらと大勢の人が…。
「衛兵の交代式」が行われていたようで、衛兵が去っていく姿が少しだけ見れた
衛兵交代式は毎正時に行われており、このときはちょうど10時の交代式だった模様。12時の交代式は音楽隊のファンファーレを伴った大々的なもので、大勢の人が見物に来るとのこと。
★プラハ城入場チケット
お城の敷地内をウロウロするだけなら無料だが、建物に入るのは有料チケットが必要。まずはチケットを購入(クレジットカードOK)。売り場はすいていたので時間かからずに購入できた。
プラハ城のチケットには「ショートツアー(250czk=1,250円)とロングツアー(350czk=1,750円)」の2種類がある。ショートは「聖ヴィート教会、旧王宮、聖イジー教会、黄金小路、ダリボルカ」に入場でき、これで主な見どころは回れるのでショートを購入。ロングだとこれに博物館などを加えたすべての施設に入れる。65歳以上は半額。
チケットは2日有効だが、一度入ったエリアには再入場できない。
★聖ヴィート大聖堂 (St. Vitus Cathedral)
まず最初に向かったのがチケット売り場の近くにある「聖ヴィート大聖堂」。プラハ城内部にあり、プラハ城見学の一番の目玉。プラハのゴシック建築の代表格で、尖塔の高さは100mもある。
大聖堂の側面(中庭から撮影)。
中に入るための行列ができており、5~10分位並んで中へ。中も大勢の人で大混雑。遠足or社会見学と思われる地元の小中高生くらいの集団も多かった。プラハの観光地はこれまでに訪れた中欧のなかで最も混雑していた。
この大聖堂での注目は「ステンドグラス」!
ほとんどの窓がステンドグラスになっていて豪華だった!
★旧王宮
聖ヴィート大聖堂の隣に立つ建物で、中は広いホールみたいになっていて、展示品が飾ってあった。撮影禁止のため写真がなく、あまり思い出せない
★イジー教会
プラハ城内にはいくつも教会があるが、その中で最も古い教会。
白い2つの塔が象徴的。よく見ると、2本の白い塔は微妙に太さが違う。これは左の塔が女性を表わし、右の塔が男性を表わしているからだそう。
内部はシンプルで質素だった。音響がよいため音楽祭などでコンサートが催されるそう。
★黄金小路
イジー教会を北にさらに進み坂を下っていくと、カラフルな小さな家が並ぶ通りがある。当時この辺りに錬金術師たちが住んでいたため「黄金の小路」と呼ばれている。
細い道にもかかわらずものすごい観光客で歩きずらかった。作家フランツ・カフカが住んでいたという青い壁のアパートがある(写真左側)。ここで写真を撮っている人が多かった。
現在家の中はお土産屋や展示館になっている。
★ダリボルカ
「黄金の小道」の出口を出ると、小さな建物がありその中の薄暗い階段を降りていくと拷問道具などが展示されていた。後でガイドブックで調べたら、ここは中世に牢獄として使われていた場所とのこと。「ダリボルカ」というのは最初に投獄された騎士ダリボルの名に由来する。
外に出て、少し先に進むとプラハの旧市街を一望できる展望台に辿り着いた。
空がモヤっていたのが残念だけど、美しい景色だった。
これでプラハ城の見学は終了。続いては歩いてカレル橋へ
ストリートフード。串に刺さっているは薄くスライスされたじゃがいもを焼いたもの。プラハの定番おやつだとか。
★トイレ事情
レストランで食事をすれば無料でトイレを使えるが、観光途中ではこのような有料トイレを利用することになる。1人10コロナ(約50円)程度。日本の駅のトイレのほうが全然キレイ。
カレル橋&塔
12:50 プラハ城から約20分歩いて「カレル橋(Charles Bridge)」に到着!
プラハの真ん中を流れるモルダウ(ヴルタヴァ)川に架かる重厚感あふれる美しい石橋で600年間も使われている。今は歩道橋として観光客であふれ返っているが、その昔は王宮と旧市街地をつなぐ交通の要として重要な橋であった。長さ約516m、幅約10mの橋の欄干には30体の聖人像が並び、なかには日本にキリスト教を伝えたフランシスコ・ザビエルの像もある。
カレル橋の両側には塔があり、展望台になっている。プラハ城側の塔にのぼってみた!
チケットは大人90コルナ(450円)、シニアは65コルナ(325円)。
塔はそれほど高さがあるわけではなかったが、四方を自由に歩いて回ることができて眺めがよかった。カレル橋にはたくさん人がいたのに塔にのぼっている人は他に1人だけと驚くほど少なかった!
カレル橋とヴルタヴァ川。手前がプラハ城側、向こうが旧市街側。
右上に見えるのがプラハ城
◆ ◇ ◆ ◇ ◆
展望台からの景色を楽しんだ後は、カレル橋を渡って旧市街広場のほうへ行ってみた!
十字架を背負うキリスト像は、カレル橋最古の銅像で1629年に作られた。
カレル橋からは、ヴルタヴァ川の美しい景色を眺めることができる。
ヴルタヴァ川はチェコ最長の川。川幅500メートルほどでプラハの旧市街と城下町を隔てている。日本ではモルダウ川としてよく知られている。チェコ出身の偉大な作曲家スメタナの「わが祖国」は、クラシックに興味のない人でも必ず一度は聞いたことがある有名な曲。
橋には演奏する人、アクセサリーをを売る人、似顔絵を描く人など、商売をしている人も多い。
◆ ◇ ◆ ◇ ◆
カレル橋を渡って旧市街広場へ行く途中の通りにはお土産屋さんや飲食店が立ち並んでいた。
生地を筒に巻きつけてクルクル回転させながら焼き上げるパンのようなお菓子が、街のあちこちで売られていた。これは「トゥルデルニーク」といわれるチェコ伝統の焼き菓子。試しに買ってみた!
1個60コルナ(約300円)。シナモン味で、軽い生地で美味しかった
旧市街広場と天文時計
旧市街広場の一角にある旧市庁舎の天文時計は、9時から21時の毎正時に仕掛け時計が動く。
13:45頃に行ったらすでにたくさんの観光客が時計台の前に立っていた。
2時になるとカラクリ人形が動き出したが、30秒程であっという間に終わってしまった。はっきり言って、それほど大したものではなかった。ただこれが15世紀に作られたというのはスゴイ。
旧市街広場はものすごい観光客で賑わっていた。プラハは本当に人が多かった!
広場にはお土産屋や飲食店などの屋台がたくさん並んでいた。
お店を見て歩くだけでも楽める!
昼食(ウ クニホヴニー)
ランチは旧市街にある「ウ クニホヴニー(U Knihovny)」というお店へ行った。
今回の旅行では、事前にリサーチしたレストランを利用した。行き当たりばったりで適当なお店に入ろうとしてもなかなか見つからずにウロウロして疲れ果ててしまうということが過去の旅行で度々あったので、今回は事前にお店を調べておいた。その結果、外れがないお店ばっかりだった。
お昼時は混雑していて座れないこともあるらしいが、3時近くだったのですぐに座れた。
チキン料理
サーモン料理
ビール2杯とプレート料理2個+チップで500Kč(2,500円)。料理もビールも美味しかった!!
チップは10%が相場。レストランでは水はタダで出てこないので注文しなければいけない。水よりもビールのほうが安いので、ビールの国チェコでは昼でもビールを注文するのが基本!
昼食後は少し旧市街をブラブラして、再びカレル橋へ
旧市街を走っていた小型の可愛いトラム
ヴルタヴァ川(モルダウ川)クルーズ
カレル橋のたもとで水兵の格好をした黒人さんが積極的にボートクルーズの勧誘をしていたので、話をきいてみると、なかなかよさそうだったので、そのクルーズ船に乗ることにした。
1時間のクルーズ+ドリンク・アイス付きで290Kč(約1,500円)
カレル橋の真下から出発! 今回乗ったのはレトロな感じの小型の舟。
水面からみる景色もよかった!
中はこんな感じ。
スピードはとてもゆっくりなので落ち着いて景色を楽しむことができた。
乗客に日本人の中年夫婦がいた。ツアーの自由時間を利用して参加しているとのことで時間を気にしていたが、乗れてとても満足している様子だった。この小舟クルーズは人が一定数集まったら出発するスタイルなので結構頻繁にでている。予約不要でそれほど待つことなく乗れるので時間がない人にもオススメ!
小舟から撮影したクルーズ動画↓
クルーズ後は、旧市街でお土産を買ったりして、その後トラムに乗ってホテルへ戻った。
◆ ◇ ◆ ◇ ◆
夕食はスーパーで調達。前日に引き続き、また量り売りのサラダを購入!
コメント
貴女のプラハ旅行記を見て大変参考になりました。有難うございます。流石に女性は料理に興味をお持ちのようで、感心しました。仕事や10年以上の家族帯同海外駐在経験等で50か国以上の訪問経験がありますが、欧州もオーストリア以西は何度も行っておりますが中欧は初めてです。今月11日よりスイスと中南米各1週間、米国1週間の3週間強の計画で、いままで行かなかった観光地を個人旅行する予定です。家内は先進国以外は嫌ということで今回は一人旅ですが、齢も70歳を超えており、家族は心配しております。プラハへは2泊のみですので、観光は実質1日、プラハ城と旧市街地がメインとなりますね。
杉浦さま、コメントありがとうございます。プラハは人も親切で街並みも美しく、よい思い出ばかりなのでまた行きたいと思っています。素敵な旅行になりますように!