クロアチア(2)ドブロブニクで城壁巡り&スルジ山からの絶景

クロアチア

この日は「魔女の宅急便」の舞台とも言われ、街全体が世界遺産に認定されているドブロブニクの旧市街を観光した。朝から城壁ウォークをして、その後スルジ山やロブリイェナツ要塞へ行き1日でドブロブニクを満喫できた。ドブロブニクは猫が多いとの噂だったが、期待を裏切らずたくさんの猫に遭遇した(猫写真あり)。

クロアチア旅行概要
  • 旅行期間:2015年9月21日~9月30日(7泊10日)
  • 宿泊地:ドブロブニク・スプリット・プリトヴィッツェ・ザグレブ
  • 旅行形態/同行者:個人旅行/女友達との2人旅
  • 旅行費用:約14万円/人(お土産代を除く)

旅行概要の詳細: クロアチア旅行記【概要&まとめ】

2015年9月23日(水) 晴れ

7:00 起床

アパートの部屋からの眺め

ドブロブニクの宿泊先
アンジェラス アパートメンツ(Angelus Apartments)
ピレ門から徒歩ですぐの城壁内にあり観光にすごく便利だった。ちょっと狭かったが清潔感があってかわいらしい部屋だった。オーナーのおばさんも親切で、チェックアウト後も無料で荷物を預かってくれた。

朝の旧市街を散策

ドゥブロブニク旧市街の地図
それほど広くないので徒歩で十分散策できる。
ドブロブニク旧市街マップ
地図出典:クラブツーリズム

 7:30 朝の旧市街を散策しにブラブラと外出

アパートすぐ近くのピザ店のテラス席。オープン前なので誰もいなくて静か。

プラッツァ通り

旧市街の中に学校があるため通学途中の学生たちがたくさん歩いていた。

オノフリオの大噴水

ピレ門近くにある噴水。日中は大勢の人で溢れかえっているが、朝は誰もいなかった。

開店前の路上のお土産屋で寝ている猫を発見!

マラ・ブラーチャ薬局

大噴水の正面にあるフランシスコ修道院に併設されている。ヨーロッパで三番目に古いといわれる薬局で今も営業を続けている。ここでしか買えない天然ハーブで作ったクリームなどが日本人旅行者の間で人気。

この中が薬局(店内は撮影禁止)。対応してくれた若い女性店員はかなりの無愛想だった。

散策はつづく…足

ここにも猫がいた!

家の入口ドアの横には「SOBE(ソベ)」や「APARTMAN(アパルトマン)」とかかれているところが多い。これはアパートメントホテルや民宿のような宿のこと。

旧市街にはたくさんのSOBEがあるのでスーツケースを引きずっている人も多かった。

洗濯ものは紐を上手に使ってこんな感じで干していた。

また猫がいた!

こんなところで寝ている猫も。

椅子の下にも。

ずいぶんと恰幅のよい猫もいた。

適当に歩いていたら青空市場に到着!
スプリットやザグレブの青空市場に比べると規模は小さかった。

青空市場

野菜の他、乾燥イチジクなどのお店が多かった(試食させてもらえる)。

旧港

旧港にはベンチが設置されているので座ってゆっくりと景色を楽しめる。この写真はベンチから撮影したもの。

ここでも猫が2~3匹チョロチョロしていた。猫に会いたいなら旧港に行くべし!!

一旦アパートに戻り、少し休んでから城壁ウォークへ出発!

9:10 噴水の周りにはぼちぼちと観光客が集まり始めていた。

城壁一周ウォーク

ドブロブニクの観光で外せないのが「城壁巡り」。旧市街を取り囲む堅牢な城壁は8世紀に基礎が築かれ15~16世紀に現在のものに。城壁は1周約2キロで、城壁の上が遊歩道として整備されている。アドリア海の真珠と呼ばれる街並みと海が織り成す絶景を様々な角度から楽しむことができる。

ガイドブックには9時オープンと書かれていたが、8:00から開いていた。城壁ウォークは観光客で混みあう前がオススメとの情報だったので、朝一にきたつもりだったが全然早くなかった。

ピレ門近くの入り口。ここを入っていくとチケット売り場がある。チケットは100Kn(約1,900円)とちょっと高いがそれだけの価値あり。クレジットカードOK。

城壁への入り口は3か所あり、チケットに書かれた①②③が入口の場所。①のピレ門近くの入り口がわかりやすく、私たちもここから入った。④はロヴリイェナツ要塞で、このチケットで要塞へも入ることができる。

こんな感じの城壁を景色を楽しみながらウォーキング。進行方向は反時計回りで逆行できない。一度城壁の外へ出てしまうと再入場できないので注意が必要。

真ん中にみえるのが目抜き通りの「プラッツァ通り」。ここを奥までずっと歩いて行くと旧港につきあたる。左側の大きな建物はフランシスコ修道院。

城壁からは左手にオレンジ色の屋根瓦の旧市街、右手に真っ青のアドリア海を一望できる!

写真手前は1991年の紛争で破壊された残骸。かつての紛争の傷跡が所々に残されていた。

海からの侵入を防ぐため、海側にも城壁(ロヴリイェナツ要塞)が建てられている。

城壁からは洗濯物を干している家など生活感あふれる景色もみれた。旧市街には約2,000人が暮らしているとのこと。

城壁に接するように小学校があり、窓からは生徒たちが勉強している姿がみえた。

アドリア海の青い海でカヤックを楽しんでいる人々もいた。

この日は9月後半だというのに25℃位あり日差しもかなり強かった。日陰の場所もあまりないので、暑い時期に行く場合はペットボトル、帽子、日焼け止めなどの対策が必要。

城壁とあって所どころに大砲が設置されていた。

旧港の様子も城壁からよく見渡せる。

奥に見える島はロクルム島で、旧港から船で約15分。海水浴が好きな欧米人に人気の島。

★屋根瓦は2種類のオレンジ
旧ユーゴ内戦の際、ドブロブニクの街は激しい空爆で70%以上が破壊された。「くすんだオレンジ屋根」は以前の古い屋根で、「鮮やかなオレンジ屋根」は復興後の新しい屋根。

★ミンチェタ要塞
城壁内で最も高いところにあるミンチェタ要塞

この階段をのぼっていくとミンチェタ要塞へあがることができる。

要塞からの眺めは絶景で街全体を一望できる。オレンジ色の屋根瓦が本当にキレイ! 

11:30 城壁巡り終了。城壁は通常40分~1時間で一周できるが、今回私たちは写真を撮りながらチンタラ歩いていたので約2時間かかった。

この時間になるとツアーなども増えてかなりの混雑ぶり。城壁巡りは朝一がオススメ!

◆ ◇ ◆ ◇ ◆

2時間の城壁歩きで疲れたので、修道院前のアイス屋でアイスを購入!

暑いので行列ができてよく売れていた。

種類が豊富で美味しそうなものが並んでいた。

たっぷり盛ってくれて10クーナ(約180円)。おいしいアイスだったわーい (嬉しい顔)

アイスを食べながらスルジ山ロープウェイ乗り場へ

プラッツァ通りはこの混雑ぶり。欧州から観光客以外では日本人と韓国人が多かった。

道の脇にはところどころに刺しゅうをしながらグッズを販売しているおばさんがいた。

人目も気にせず絵画の前で気持ちよさそうに眠っている猫を発見!

体勢を変えたが、引き続き気持ちよさそうに睡眠中眠い (睡眠)

ロープウェイでスルジ山へ

ロープウェイへ行く途中で見つけたお店でロープウェイのチケットを購入(カードが使えず現金のみ)。

往復で108クーナ(約2,000円)。ロープウェイ乗り場で買っても値段は一緒だが、ロープウェイ乗り場はクレジットカードが使える。

ロープウェイ乗り場の前にパン屋があったので、スルジ山の頂上で食べる用にパンを購入。

ロープウェイ乗り場

これがスルジ山へ行くロープウェイ(ケーブルカー)

ロープウェイは満員でギュウギュウ詰めだった。

こんな景色を眺めながら頂上へ

旧市街の麓からスルジ山の頂上までロープウェイで約3分。登山道でも行くことができるが、かなり大変そうなのでよほど歩くのが好きな人でない限りはロープウェイを使うのが無難。

3分なのであっという間に頂上へ到着!

スルジ山は旧市街を見下ろす絶景ポイントとなっている。

朝から1日中歩いていたので山頂のベンチに座ってパンを食べながら休憩。山頂にはカフェやレストランもある。

ナポレオンが贈ったとされる巨大な十字架

★オススメ絶景ポイント
山頂から道路を1分位下っていくと左手に旧市街を眺められる絶景ポイントがある。山頂はたくさんの人がいたが、ここは誰もいなかった。遮るものがなにもなくてオススメ!

ただし足元が岩なので転落注意!人通りが少ないので落ちても発見されない可能性が高い。

ブロブニクの全景をみることができる。

オレンジの瓦屋根は何度見ても美しかった!

約1時間の滞在ののち、再びロープウェイに乗って旧市街の麓へ

◆ ◇ ◆ ◇ ◆

再び旧市街に入って、裏路地を歩きながらアパートへ

裏路地でくつろぐ猫を発見!

親子の猫にも遭遇した。

手作りの刺しゅうや編み物を売っている地元のおばさん。友達がここでお土産を購入した。

一度アパートに戻り1時間ちょっと休憩をしてからロブリイェナツ要塞へ。

暑い中一日中外にいると疲れてしまうが、宿泊先が旧市街にあると戻って休み休み観光ができるので便利だった。旧市街までの徒歩圏のホテルが絶対にオススメ!
ドブロブニクの人気ホテルをみる(Booking.com)

ロブリイェナツ要塞

ロブリイェナツ要塞は旧市街の外側にある。ピレ門を出て海沿いに細い路地を歩いていくと要塞の下に辿り着く。入場料は30クーナだが、城壁巡りのチケットがあれば無料で入場できる。

ここから要塞までは階段をのぼって約5分。急な階段で体力が必要との事前情報を得ていたので疲れるのを覚悟していたが、思ったほど大変ではなかった。

旧市街の城壁から見る景色とはまた違ってこちらも美しかった。

海と陸の双方から攻め寄せる敵を撃破する役目を果たしていた。

この日は要塞でイベントか何かが行われるようで食事が準備されていた。

海を隔てて城壁に囲まれたドブロヴニク旧市街を一望できる。

旧市街の城壁に比べるとずいぶんと人が少なかったのでゆっくりできた。

セルビア正教会&聖イグナチオ教会

続いては2つの教会を訪れた。

セルビア正教会

お土産屋などが並ぶ路地にある。

敷地内にはたくさん猫がいて人懐っこかった。

内部にも入ったが写真がないため全く思い出せない…。

聖イグナチオ教会

朝に青空市場をやっていた広場から階段をのぼったところにある。かなり大きな教会。

内部は天井が高く、祭壇の天井にはフレスコ画が描かれていた。

◆ ◇ ◆ ◇ ◆

夕食を食べに旧港へ

歩いている途中にお行儀のよい猫を発見。ドブロブニクには本当に猫がたくさん!

旧港の景色のよいレストラン Lokanda Peskarija

旧港にある「ロカンダ ペシュカリア」で夕食。シーフードが美味しいお店としてどのガイドブックにも紹介されている有名店。

座ったのは左側に写っている壁側の席(写真は翌朝に撮影)。目の前が港で美しかった。

港の景色を見ながらの夕食は雰囲気があってよかった。

タコのサラダ

シーフードリゾット

一皿あたりの量が多いので2人でシェアしてちょうどよい量だった。

足元には猫が食べ物をもらいに来たので、海老の殻などをあげたらよく食べていた。

食後にデザートとコーヒーを飲んでドブロブニク最後の夜をゆっくりと過ごした。

お腹いっぱい食べて会計は合計262クーナ(約5,000円)+チップ5ユーロ。評判通り料理はおいしくて店員さんのサービスもよかったので満足。

お店情報 Lokanda Peskarija【トリップアドバイザー】

◆ ◇ ◆ ◇ ◆

21:00 夕食後は真っ直ぐアパートへ

夜景をみるおじさんたち。

夜の旧港にも猫がいた。

街中ではまだ夕食を食べている人がたくさんいた。

プラッツァ通りにもまだまだたくさんの人がいた。

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