香川(2) 小豆島観光(寒霞渓・マルキン醤油記念館・苗羽散策路)

香川2015

旅行2日目は終日小豆島を観光。初の小豆島ということで、寒霞渓、マルキン醤油記念館、オリーブ園、二十四の瞳映画村など定番の観光地を訪れた。移動には『オリーブバス』という路線バスを利用した。

小豆島・男木島・高松旅行
旅行期間:2015年11月4日~2015年11月7日(3泊4日)
1日目:成田⇒高松⇒小豆島
2日目:小豆島観光(寒霞渓・醤油記念館・オリーブ園・二十四の瞳映画村)
3日目:小豆島観光(中山の棚田・エンジェルロード)&男木島観光(灯台・猫)
4日目:高松観光(玉藻公園・栗林公園)

詳細⇒瀬戸内海ひとり旅【概要&まとめ】 cat2
前の記事:成田⇒高松⇒小豆島へ

小豆島の概要

小豆島とは?
香川県北東部にあり、兵庫県の淡路島に次ぐ瀬戸内海第2の島。小豆島町、土庄町の2町からなり、人口は約30,000人。

素麺、醤油、佃煮、胡麻油、オリーブなどの生産が盛んであり、いずれも日本有数の生産地となっている。特にオリーブは国内栽培の発祥地として広く知られる。

また、小説『二十四の瞳』の作者壺井栄の故郷としても知られ、島をロケ地として、同小説はこれまで二度の映画化が行われた。
(引用元:Wikipedia

小豆島の位置

小豆島地図

上記地図は小豆島で暮らそう(http://www.shodoshima.or.jp/secondlife/)より。

小豆島へのアクセス

高松・岡山・姫路・日生・神戸港などからフェリーが出ている。私は東京から飛行機で高松へ行き、高松からフェリーで小豆島の土庄港へ行った。小豆島へはいろいろなアクセス方法があるので、下記のリンクをご参考に。

小豆島へのアクセス方法

小豆島観光マップ

小豆島map
マップ出典:阪急交通社

小豆島観光の移動手段

小豆島は意外と広いので車でまわるのがもっとも効率的。車を運転する人がいればレンタカーを借りてドライブ観光するのがオススメ。私は車を運転しないのでレンタカーは×。

レンタカーよりもっと手軽なものとしては、レンタバイクレンタサイクルがある。平坦な道の移動には便利そうだが、小豆島はアップダウンがあるので、長距離移動する場合だとちょっと大変そう…。今回は土庄港から寒霞渓など広範囲のエリア移動だったためこれも×。

土庄港の近くにはレンタルサイクルがたくさんある。これは土庄港観光センター前。

これ以外の選択肢は「バス」または「タクシーをチャーター」となるが、さすがにひとりでタクシーチャーターは高いのでバスを利用して小豆島を観光した。

バスを利用する場合

1.定期観光バス

土庄港発着で、小豆島の観光地を一日で巡る「島めぐり観光バス」が毎日運行されている。値段も大人4,100円(税込)こども2,050円(税込)とお手頃。

土庄港観光センターにある切符売り場。ネットや電話でも申し込める。

定期観光バスのルート
土庄港9:45発〜 銚子渓おさるの国 〜 寒霞渓山頂(昼食) 〜 小豆島八十八ヶ所霊場第二十番 佛ヶ滝〜 二十四の瞳映画村 〜 オリーブ公園 〜 (銀波浦経由) 〜 土庄港15:25着

観光バスの詳細は以下の公式サイトで確認できる。
定期観光バスでめぐる 安くて便利な 島めぐり観光バス

2.小豆島オリーブバス

島内を広範囲に運行している路線バス。乗り放題のフリーパス乗車券も発売されていてお得に島内を移動できる。今回私はこのオリーブバスを利用して小豆島内を移動した。本数が少ないというデメリットがあるが、時刻表で確認しながら行動すれば十分観光に使えて便利だった。自分の好きなペースで好きなところをまわりたい人にはオススメ!

オリーブバス路線図・時刻表・運賃などは下記ウェブサイトで確認できる。
小豆島オリーブバス株式会社ホームページ

オリーブバスを利用した小豆島観光の詳細については以下旅行記に記載。

オリーブバスで土庄港から寒霞渓へ

2015年11月5日(木)旅行2日目 晴れ

7:50 ホテル出発

小豆島で2泊したホテル
小豆島ビジネスホテルニューポート <小豆島>
フェリー乗り場やバスターミナルからすぐのところにあり観光に便利だった。家族経営のビジネスホテルでスタッフはみんな感じがよかった。素泊まりで1泊4千円ちょっと。食事付きプランもあって、楽天のレビューでは食事もおいしいとのことだが私は魚介類が苦手なので食事付きにはしなかった。建物自体は古いが水回り含めてきれいに清掃されていた。Wifiも強くて問題なし。豪華さを求めずに泊まるだけなら十分満足できるホテル。

バスターミナルはホテルのすぐ前。「ニューポート」と書かれた建物が宿泊先ホテル。右の建物(土庄港ターミナル)内に観光案内所やオリーブバスの案内所がある。

バスターミナルのすぐ隣は港。この日は朝から晴天で日中は25℃近くまで上がった。

★小豆島オリーブバス
まずはホテルのすぐ近くの土庄港観光案内所に行ってみたがまだ開いていなかった。同じ建物内にあるオリーブバスの案内所は開いていたのでオリーブバスの2日フリーパス券を購入。その際に窓口のおじさんが簡単な観光案内もしてくれたので助かった。

小豆島オリーブバス

オリーブバスのフリー乗車券2日用(2,500円)を購入して観光スタート!

フリー乗車券があると、観光施設での割引サービスが受けられる。この日訪れた場所では、寒霞渓ロープウェイ、マルキン醤油記念館、映画村で1割引きになった。

窓口のおじさんが乗り継ぎのバスに印をつけてくれたりして親切だった。

これがオリーブバス。いわゆる普通の路線バスで乗客のほとんどは地元の人。

まずは小豆島屈指の観光地「寒霞渓」へ

※土庄港から寒霞渓までの片道バス運賃は1,030円なので往復すると2,060円。これだけでもフリー乗車券を買った方がお得なので、何か所か観光地をまわるならフリー乗車券のほうが絶対にお得!

寒霞渓(かんかけい)

小豆島のほぼ中央に位置する寒霞渓(かんかけい)は、島の最高峰星ヶ城と四方指の間にある渓谷。寒霞渓はおよそ1300万年前の火山活動によってできた安山岩、集塊岩などの岩石が長い年月の地殻変動や侵食により、そそりたつ奇岩怪石の絶景をつくりあげた。変化にとんだ渓谷は、日本三大渓谷美のひとつとして称され小豆島が誇る景勝地となっている。
(引用元:国立公園寒霞渓ホームページ

★寒霞渓へのアクセス
土庄港から寒霞渓へ行く直行バスはないので、草壁港で乗り換えが必要。草壁港から紅雲亭へ行き、そこからロープウェイで寒霞渓へ行くことができる。
土庄港から寒霞渓までの路線図

8:15 土庄港発のバスに乗って草壁港へ


8:43 草壁港着

(草壁港でバスを乗り換える)

草壁港のバス乗り場。寒霞渓行きのバスに観光客が10人前後が乗った。

9:00 草壁港発
※草壁港から紅雲亭へ行くバスの本数は少ないので時間を要チェック!

9:13 紅雲亭着

紅雲亭からは寒霞渓までは遊歩道があり、おもしろい形をした奇岩を楽しみながら登山することもできるが(約1時間)、今回は往復ロープウェイを利用した。

★ロープウェイで山頂へ
バスを降りると目の前にロープウェイ乗り場がみえる。

階段をのぼっていくとロープウェイ乗り場がある。

チケットは往復で1,350円だが、オリーブバスのフリー乗車券提示で1,220円になった。

団体ツアーの人たちと一緒になってしまったため行列に並んでロープウェイ待ち。

ロープウェイに乗車!

ロープウェイはすし詰め状態(泣)。

紅葉は11月上旬~11月下旬が見頃とのこと。11月5日は紅葉にはまだ少し早かった。

約5分で山頂駅(標高612m)へ到着

山頂駅にはレストランやお土産屋があってゆっくりと休憩などもできる。

売店でオリーブ牛コロッケを購入してみたが、普通のコロッケだった。

★山頂第1展望台
午前中はおもいっきり逆行だった。

★山頂第2展望台

展望台からは瀬戸内海が一望できる。

ちょっと色づいている程度。紅葉のピークは1~2週間後といった感じ。

きれいに色づいている木もあった。

★鷹取展望台
山頂から鷹取展望台まで90mという案内標識があったので行ってみた。

こちらも見晴しのよい展望台で瀬戸内海を一望できた。

横を見渡すと寒霞渓の奇岩が。

山頂で約40分滞在したのち、再びロープウェイで紅雲亭へ

行きのロープウェイは団体ツアーの人たちと一緒で大混雑だったが、帰りはツアーの人たちはバスを利用していたようで帰りのロープウェイはガラガラだった(乗客4名)。

★ロープウェイから撮影した動画

ロープウェイを降りると、「バスに乗る人は急いでください!」と係の人が叫んでいるので慌ててバス乗り場へダッシュ (走り出すさま)

ギリギリセーフで草壁港行きのバスに乗車!このバスに乗り遅れると次は1時間半後になるところだった。

バスからの景色もきれいだった。

草壁港

このとき一緒にバスに乗った年配のフランス人夫婦に「マルキン醤油記念館」への行き方をきかれ、結局一緒に行くことになった。この夫婦とは醤油記念館見学後に約1時間一緒に散策するなど親しくなった。

マルキン醤油記念館&苗羽散策路

マルキン醤油記念館

草壁港からバスに乗って「丸金前」で下車すると、目の前にマルキン醤油の工場や記念館がある。

団体バスが3台きていて大混雑していた。

入館料210円で醤油の小瓶1本もらえるのでかなりお得。

マルキン醤油記念館では醤油造りの歴史や製造法をパネルや展示で紹介している。

実際に使われていた醤油作りの樽などが展示されて触ることもできる。

模型などもあってわかりやすかった。

記念館を見学後は大人気だという「醤油ソフトクリーム(300円)」を食べながら少し休憩。それほど醤油の味は感じなかった。

観光バスがいなくなったら急に静かになった。個人できていたのでは私と先ほどのフランス人夫婦だけだった。

次のバスまでは1時間以上あったので、フランス人夫婦と近くを散策足

苗羽(のうま)散策路

マルキン醤油記念館から山側の細道を醤油蔵に沿って歩いてみた。このあたりは苗羽(のうま)散策路と呼ばれているらしい。

細い路地を入れば、畑の中に建つ醤油蔵が。

醤油蔵の中を覗くと、大きな樽がたくさん並んでいた。この中でもろみが静かに発酵している。

常光寺を参拝。

魚を天日干ししている家があり、これをみたフランス人夫婦は大喜びしていた。

静かでのどかな風景を約1時間歩いて散策終了。

続いては、バスでオリーブ公園へ

一緒に散策をして親しくなったフランス人夫婦

コメント

タイトルとURLをコピーしました