成田空港を夜出発して、ドーハ乗り換えで翌日の午後マドリードに到着した。乗り換え時間も全部合わせると20時間以上かかったことになるが、その割にはあまり時差ボケ等も感じることなく体調は万全だった。ホテル到着後はプラド美術館を見学したり、パエリアを食べたりして早速スペインを満喫した。
- 旅行期間:2014年3月14日 ~ 2014年4月3日(18泊21日)
- 旅行形態:個人旅行/母親(シニア・体力あり)との2人旅
- 訪問都市(スペイン):マドリード、トレド、サラゴサ、バルセロナ
- 訪問都市(ポルトガル):リスボン、オビドス、ナザレ
- 旅行費用:約23万円/人(お土産代を除く)
成田空港で円をユーロに両替
★2014年3月14日(金) 旅行1日目
出発前に成田空港内のGPAという両替所で両替。この日の両替レートは1ユーロ=145.1円だった。現地ではクレジットカード使用を基本としたが、タクシーや小さな飲食店などカードが使えないところもあるので最低限の現金は必要となる。しかし、スペインはスリ被害が多いので現金を多く持ち歩くのは危険なため(実際に今回のスペイン旅行中にスリ未遂にあった)、日本での両替は最低限にした。
成田空港からドーハ経由でマドリードへ
22:30 成田発 カタール航空 QR 807便でドーハへ
夜便のため、機内には歯ブラシ、靴下、耳栓のアメニティグッズが用意されていた。座席は比較的広くてきれいだった。日本人CAが何人か搭乗していて対応もよくて配膳などの手際もよかった。
離陸後すぐに1回目の機内食。普通に美味しかった。(左がフィッシュで右がチキン)
夜食を食べた後は映画をみて、その後は睡眠
映画は最新作などもあって種類は多かったが、日本語音声や日本語字幕がなかったので英語でみるしかなかった。「ゼロ・グラビティ」と「12 Years a Slave」をみた。
起きると朝食となった。 (左が洋食で右が和食)
◆ ◇ ◆ ◇ ◆
(ここからドーハ時刻で表記、日本より6時間遅れ)
★2014年3月14日(金)旅行2日目
5:15 ドーハ到着
ドーハでの乗り換えがかなり面倒だった。飛行機を降りて乗り継ぎの建物までバスに乗らなければいけない。これが10分程かかり意外と長い。乗り継ぎの建物は乗り継ぎ客でごったがえしていたが、荷物検査はかなり適当なのでそれほど時間がかからず搭乗口まで行くことができた。ちなみに水をカバンにいれていてもOKだった。
マドリード行きの飛行機に乗るときも、また建物からバスに乗って10分位かかった。バスは混んでいて座れなかったので立っていなければならず疲れた。
ドーハ空港の乗り継ぎは面倒なので2度としたくない。と思っていたけど、現在は新空港が開業して乗り継ぎの不便さは改善されたようなので、また利用するかも。
★現在は新空港がオープンして乗り継ぎがスムーズに
2014年5月29日に新空港「ハマド国際空港」が開港し、これまで不便だったカタールでの乗り継ぎがスムーズになった。新空港は施設も充実していて、乗り継ぎ時間をかなり快適に過ごせるらしい。
◆ ◇ ◆ ◇ ◆
7:45 ドーハ発 カタール航空 QR149便 マドリードへ
搭乗後すぐに朝食。
途中で軽食。ピザサンドとケーキ。
飛行機に乗っているだけなのでそれほどお腹がすくわけではなかったけど、出されたものはきちんと食べた
(ここからスペイン時刻で表記、日本より8時間遅れ)
13:30 マドリード・バラハス国際空港到着
マドリードの空港からホテルへ(国鉄)
空港から国鉄セルカニアス(Renfe)に乗って、ホテルのあるアトーチャ駅へ。切符は駅員さんが券売機の操作をしてくれたのですんなり買えた。空港からアトーチャ駅までは乗り換えなしで26分。運賃は2.5ユーロ程度。電車は30分おきに運行している。
飛行機内で50代前後の日本人のおばさん3人組に遭遇した。1人がリーダー格で、おとなしめの人が1人、その中間くらいの人が1人という構成だった。リーダー格と席が近かったこともあり少し話をした。この人がすべての計画を立て、スペインを足早に周遊すると言っていた。旅のしおりみたいなのをきれいに作って準備万端でとにかく楽しそうだった。
車内の様子
さきほどの3人組とは飛行機を降りるときにお別れをしてもう会わないだろうと思っていたら、さっそく電車の中で遭遇した。近くの赤ちゃんに話しかけるなどすでに旅行を満喫している様子だった。
アトーチャ駅で下車。3人組もアトーチャ駅で降りた。きちんと下調べをしているだけあって、スタスタと歩いて足早にいなくなった。
電車外観はこんな感じで結構ぼろい
ホテルはアトーチャ駅から徒歩10分の「アグマル(Agumar)」。日本の団体客も利用する比較的大きなホテルで四つ星。フロントの人は親切で、特に不自由は感じなかったので、お手頃価格の割にはよいホテルだった。アトーチャ駅からはトレド行きの列車が出ているのでトレドへの日帰り観光の際はとても便利だった。
ツインルーム。窓からの景色がよかった。
スペインのトイレはどこもこんな感じで便座が二つ並んでいる。一つはビデ用とのこと。
ホテルで少し休憩後、歩いてアトーチャ駅とプラド美術館へ
アトーチャ駅でトレド行きのチケット購入
アトーチャ駅はとても大きな駅で、近郊電車セルカニアス(Cercanías)の発着する「アトーチャ・セルカニアス駅(Atocha Cercanías)」と中・長距離電車や特急電車などの発着する「プエルタ・デ・アトーチャ駅(Puerta de Atocha)」があり、後者は植物園みたいになっている。
池もあって亀がたくさんいる。子供から大人まで大勢が亀を眺めていた。
★トレド行きの電車チケット購入
プエルタ・デ・アトーチャ駅で2日後のトレド行きの電車チケットを購入した。トレド行きの電車は当日だと買えない可能性が高いとの情報だったので事前に買っておくことにした。チケットはみどりの窓口みたいなところで購入する。駅員さんは英語が通じない人が多いとの情報をネットで得ていたが、案の定英語は通じなかった。あらかじめ目的地や時間などをスペイン語で書いたメモを用意してあったのでそれをみせたらすんなり買えた。スペイン語でのメモの書き方はこちらを参考にした。
この日は気温が20℃近くありかなり暑かったので、チケット購入後はバーガーキングでアイスを食べて一休み。すごく広いバーガーキングなのにあまりの人の少なさに驚いた。また、食べているといきなり怪しい男性が「お金を恵んでください(スペイン語だっため正確には何と書かれていたか不明)」と書かれた紙をもって座席の横に現われたりしてびっくりした。
その後プラド美術館へ
プラド美術館
プラド美術館は18時から無料解放しているのでそれを狙って18時ちょうどに行ったらすでに長い行列が…。
15分程度で中へ入れた。内部は撮影禁止の為写真なし。
私は美術館にはそれほど興味がないので高い入場料を払ってまで行きたいとは思わないが、無料となると気軽に行けるので無料開放は有難い。美術にそれほど興味がないとはいえ、せっかくマドリードまで来たのでプラド美術館に行けたのはよかった!
18時ちょうどは行列ができるほど混むが、帰るときにみたら行列はなくなっていたので、18時ちょうどよりも少し過ぎてからのほうが待たなくて済む。
プラド美術館の外観。19時過ぎでも外はまだ明るい。
プラド美術館前の教会。外観が美しかった。中にも入ってみたが中は普通の教会だった。
夕食はパエリア
プラド美術館近くのバルで夕食。店の前にパエリアの写真がでていたのでパエリアを食べることに。
中へ入るとテーブル席は満席だったのでカウンターに座ってみた。店員さんは英語が通じなかったが、「パエリア」と言ったら理解してくれたみたいで、しばらくするとテーブル席へ案内された。
20時頃だったが、スペイン人の夕食には早いようで、周りのスペイン人はコーヒーと軽食といった感じだった。パエリアを食べている人はいなかった。
周りはこんな感じのご婦人たちが多く、皆楽しそうにおしゃべりをしていた。
パエリアとワインを注文したらパンがついてきたが、パンはものすごく固かった。このあともスペインで食事にだされたパンはどれも固かった。
パエリア。普通においしかった。スペイン旅行中に5回位パエリアを食べた。
食事の後は真っ直ぐホテルに戻りスペイン初日が終了。
コメント