お天気に恵まれ、お昼から尾道散策。尾道は路地や坂などが多くて散策するが楽しい街だった。もちろん猫もいた。
尾道駅から商店街沿いに散策スタート
2016年10月15日(土)
午前中は三原観光、お昼から尾道へ
12:10 尾道に到着。観光客が多い!
駅構内にある観光案内所で地図をもらってから観光スタート!
駅をでて左側に少し歩くと『尾道商店街』がある。まずは商店街を歩いてロープウェイ乗り場へ。駅からロープウェイ乗り場までは歩いて15分程だが、バスでも行くことができる。
商店街入口付近にある「おやつとやまねこ」。プリンの人気店らしく行列ができていた。
商店街はアーケードがあるので日差しがよけれて歩きやすい。
商店街を歩いているとところどころに雰囲気のよい路地がある。
右側の路地に入るとすぐ海にでる。海沿いは遊歩道になっている。
石畳の路地なんかもあってよい雰囲気!
テイクアウトの弁当を買って公園などでのんびり食べるのもよさそう。
古い銭湯を改装したお土産屋&カフェ。
道路で寝ている普通の猫なのに写真を撮る人が群がっていた。猫は人気者。
尾道商店街はぶらぶらと歩くだけでも結構楽しかった!
商店街をゆっくり歩いて20分程でロープウェイの入り口に到着。
ロープウェイ乗り場の反対側にすごい長い行列。「朱華園」という尾道ラーメンの人気店らしい。
千光寺ロープウェイ&展望台
千光寺までは歩いて行くこともできるが、前日に2万歩以上も歩いたので無理をせずに行きはロープウェイを使った。帰りはロープウェイを使わずネコ歩きをしながらぶらぶらと歩いた。
片道320円。往復500円。
ロープウェイは15分間隔で運行。行ったらすぐに乗れた。
満員で身動きがとれなかった。
千光寺を上から眺めることができたり
尾道水道を一望できたりして
ロープウェイからの景色は想像以上にきれいだった!
あっという間に頂上に到着(約3分)。
ロープウェイを降りるとすぐに千光寺公園の展望台があって尾道を一望できる。
ロープウェイからの景色は歩きではみれない絶景なのでロープウェイに乗るのは結構おすすめ。行き(のぼり)はロープウェイで、帰り(くだり)は歩きという人が多いので、行きのロープウェイは混雑している。景色を楽しむなら帰りのロープウェイのほうが人が少なくてもよいかも。
展望台からの景色1
展望台からの景色2
文学のこみち&千光寺
ロープウェイ頂上駅のすぐそばに「文学のこみち」という散歩道がある。ここには尾道ゆかりの作家、詩人の句碑が点在する。
巨石の中をくぐったりしんがら歩いていく。
歩き進んでいくと千光寺裏参道の入り口にでる。
1200年以上の歴史がある『千光寺』は尾道屈指の観光スポット。
★玉の岩
裏参道から境内に入るとまず目につくのが「玉の岩」と呼ばれる大きな岩。岩の頂には玉が置かれており、夜になると三色に輝く。「岩の上に宝玉があり、夜ごとに光っては遥か海上を照らしていた」という伝説を再現したものらしい。
★鐘楼
玉の岩の奥には「日本の音風景百選」にもなった朱塗りの鐘楼がある。
★本堂
本堂は舞台造りで、朱塗りの舞台からは瀬戸内海の美しい景色を見ることができる。
向こうに見える島が向島(むかいしま)で、後ほど訪れることになる。
★くさり山
大きな岩にかけられた鎖を使って登っていく。軽々と上っている女の人がいたので、登ってみようと試みたがすぐに断念。おばさんにはムリ。なので岩の上がどうなっているのかはわからない。本堂よりも高いので美しい眺望が広がるのではないかと思う。
★三十三観音堂
お堂の正面に大念珠が下げてあり、ゆっくりと引くと珠が上から落ちてカチカチと音がする。この音で煩悩を打ち消して、観音様の御守護が頂けると言われている。
★千光寺の御朱印
御朱印は4種類あったが、本堂の御朱印のみ頂いた。
尾道の猫たち
尾道は猫の街として有名だが、ネットで調べると「猫にたくさん会えた」という人もいれば、「猫が全然いなかった」という人もいるので、行く時期や時間帯などのタイミング次第だという気持ちでネコ歩きをした。
結論としては、猫はそこそこいたけどすごく多いと感じるほどではなかった。土曜で人がやや多かった影響もあるのかもしれない。猫目的だけなら猫島へ行ったほうが確実だが、尾道は街並みや眺望も魅力的なので猫抜きでも十分楽しめると思う。
千光寺近くの公園
千光寺の階段を下りていくとすぐ近くに広い公園があり、ここに猫が数匹いた。
公園の真ん中で猫と遊ぶカップル。
なかなかきれいな猫がくつろいでいた。人がきても全然平気。
公園の脇ですやすや寝ている猫もいた。
天寧寺(三重塔)
天寧寺はかつては大寺院だったが、火災で塔以外の全てを焼失したことにより衰退し、現在は本堂と三重塔は少し離れた場所にある。また、三重塔はもともとは五重塔だったが傷みの激しい上二重を取り払って三重に改造したもの。
三重塔と尾道の街並み・尾道水道
絵を描いている姿が絵になる。
三重塔の敷地で猫と遊んでいる大人が数名。
三重塔へ行ってみると猫がいた!!
懐っこくてかわいい!
つやのよい黒猫。
今回尾道を散策した中ではここが一番猫と触れ合えた。人もほとんどいなくて懐っこくておっとりした猫たちだった。
猫の細道
三重塔のすぐ脇に『猫の細道』がある。ここにはたくさんの猫がいるとよく紹介されているが、私が歩いたときはほとんど猫はいなかった。人は多かった。
石でできた猫の置物があったり、招き猫美術館や猫グッズのお店など猫にちなんだものがある道といった感じで、道に猫がゴロゴロしているわけではなかった(別の日にいけばいるのかもしれないが)。なので、ここではあまり猫を期待しない方がよい。
『キャットストリート』を観光のウリにしているわりには、薄汚れた看板でやる気がみられない。わざわざ海外から猫目当てで来る人もいるのに、これはヤバいのでは。
招き猫美術館は人気みたいで結構な人が入っていた。
「尾道ねこガイド募集」の貼り紙。ねこガイドって??
天寧寺(本堂・五百羅漢)
ねこの細道を下っていくと天寧寺の本堂と五百羅漢像がずらりと並んぶ羅漢堂がある。
本堂には唐獅子牡丹の襖絵が描かれている。
五百羅漢像。一つ一つ表情やポーズが違っている。
天寧寺を参拝したあとは、坂道をテクテクと下って尾道散策終了。
尾道ラーメン(牛ちゃん)
15:00 海岸通りに「尾道ラーメン」の目立つお店があったのでここで遅いランチ。
尾道ラーメン600円。麺やや固め。スープの色は濃厚だけどあっさりした普通のラーメンで美味しかった。
時間が中途半端だったので、お客は他に1組だけですいていた。まかないを食べている店員さんもいたが、接客態度はよくて感じのよいお店だった。
向島散策
ラーメン屋のすぐ前がフェリー乗り場。「日本一短い船旅!」の看板をみて向島へ行ってみることに。
フェリーで尾道から向島へ
フェリーを待つ自転車の高校生たち。フェリーは日常の足として使われている。
このフェリーに乗船してみた。観光客らしき人はいなくて地元の人ばかりだった。
車や自転車の人は乗ったまま。
船の上でおじさんが料金を回収にくる。大人片道100円。
16:00 約5分で向島に到着!
住田製パン所
フェリー乗り場から真っすぐ歩いて2、3分のところに『大正5年創業』と書かれたパン屋さんがあったので入ってみた。
若旦那がでてきて、向島のマップをくれたり、このパン屋が紹介されている雑誌を見せてくれたりした。このあたりでは結構有名なパン屋さんらしい。
全て自家製で1個100円~200円と良心的な価格。
一番人気の「ねじパン」
テレビで紹介されたと書かれた⑤サイダーが置かれていたので、買おうとしたら持ち帰りは絶対にダメでその場で飲まなければならないとのことだった。
このサイダーを作っているお店が近くにあり、そこで飲むのがよいと言われたのでパンを買ってサイダーのお店へ。住田製パン所のパンは持ち込んで食べてよいとのこと。
参考 住田製パン所(食べログ)
後藤飲料水工業所のマルゴサイダー
住田製パン所から歩いて2、3分で到着。
薄暗い倉庫のようなところで、入ったときは他にお客さんがいなかった。
「マツコの知らない世界」で紹介されてから大人気だとか。
ここのサイダーの瓶はもう製造されておらず再利用するため、その場で飲んで瓶を返却しないといけない。持ち帰りは絶対に許されないらしい。
1本150円。昔ながらのサイダーで炭酸がきいていてスカッとする。美味しかったがひとりでこの量を飲み干さないといけないのはキツかった!
倉庫でひとり寂しくサイダーを飲んでいたら、たて続けにお客さんが2組やってきた。マルゴサイダーを注文して、2人で1本を回し飲みしていた。2人で1本くらいの量がちょうどよいと思う。ひとりで行く場合は、すごく喉を乾かせていくか、住田製パン所でパンを買ってパンを食べながら飲むのがよいのではないかと思う。
2組のお客は、私がのんびりとサイダーを飲んでいる間にさっさと飲み干してあっという間に去っていった。
16:45 再びフェリーで向島から尾道へ
海岸沿いを歩いて尾道駅へ。海岸沿いは遊歩道になっていて歩きやすい。
海外沿いにはところどころにベンチがあるので休憩するのにもちょうどよい。
18:00 三原の宿に到着
三原駅から徒歩5分。尾道までは電車で約15分で行けるので尾道観光の拠点にも便利。家族経営の昔ながらの旅館で親切な若旦那がいる。最新設備などはないが、家庭的な雰囲気でお手頃に泊まりたい人にはおすすめ!
オススメ度
夕食は住田製パン所で買ったパンとお菓子で軽く済ませた。可も不可もないごく普通のパンだった。
尾道駅で買った「れんこん天チップス」。カリカリのレンコンに酸味のきいたレモン味で美味しかったが、少量のわりには値段が高め。
前日の2万歩に続き、この日も1万六千歩も歩いてしまった。翌日は広島市内へ移動。
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