宿泊先の三原から約2時間かけて岡山県の真鍋島へ。猫も多くて魅力的だったが、昔の面影を残す景色でのんびりと散策するのにちょうどよい島だった。
DAY | 日程(2016/10/13~10/18) |
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1 | 成田⇒広島⇒三原(泊) |
2 | 真鍋島観光 |
3 | 竜王山・筆影山&尾道観光 |
4 | 三原⇒広島&広島観光(平和公園、原爆ドーム) |
5 | 宮島観光(厳島神社、弥山登山) |
6 | 広島観光(広島城、縮景園)&広島⇒成田 |
詳細⇒広島旅行記一覧
真鍋島への行き方
真鍋島へは岡山県または香川県からフェリーでアクセスできるが、岡山県の笠岡港から行くのが一般的。笠岡港はJR笠岡駅から近く、フェリーの数もそれなりにあるのでアクセスは悪くない。
香川県から行く方法
香川県の多度津港から佐柳島へ行き、佐柳島から真鍋島へ行くことができる。ただし、佐柳島から真鍋島へのフェリーは土曜日のみ運行。香川県側に戻るフェリーはないので、帰りは岡山県側に行くルートとなる。
このルートは土曜日のみなので不便だが、佐柳島も猫島なので猫好きにとっては魅力的!
岡山県から行く方法(一般的)
今回の旅ではこちらの方法で真鍋島へ行ったので、詳細は以下ご参考に。
2016年10月14日(金)
7:45 三原駅発 JR山陽本線で笠岡駅へ
8:32 笠岡駅着
笠岡駅を出ると右手にある商店街へ入っていく。
商店街に入ってすぐ右手にある地下道へ。
地下通路を1~2歩く。
地下道をでるとフェリー乗り場までは約3分。目のつくところに「フェリー乗り場はこちら」みたいな案内があるのでそれ通りに進んでいけば間違えることはない。
笠岡駅から歩いて約5分でフェリー乗り場に到着
笠岡港から真鍋島行きのフェリーは高速船と普通船がある。
・高速船:約45分、1,760円
・普通船:約65分、1,020円
高速船の方が740円高い。20分の違いなので値段を考えたら普通船で十分だと思ったが、次の真鍋島行きは高速船だったので今回は高速船を利用した。
1~2時間に1本の割合で高速船or普通船があるので、島へのアクセスはそれほど悪くない。
参考 三洋汽船時刻表
9:10 笠岡港(住吉乗り場)発
船内はこんな感じ。全員降りた後に撮影したので誰もいないが、15人位が乗船していた。
9:54 真鍋島港(本浦港)に到着
週末には猫写真を撮る人で賑わうこともあるらしいが、この日は猫目的と思われる観光客はほとんどいなかった。山歩きの人や島観光の人が数名いた程度。
のどかな雰囲気の静かな島なので島歩きにちょうどよい。
フェリーを降りてすぐ右手にチケット小屋があるのでまずはそこで島のパンフレットを入手。チケット売りの女性が島の観光スポットなどを親切に教えてくれたので、当初は猫さがししか考えていなかったが、島の観光もすることにした。
真鍋島の街並み
真鍋島はこのような細い道が多いのでぶらぶらと散策するのにちょうどよい。
どこを歩いても懐かしい風景。
歩いているとときどき猫に遭遇する。
お墓で熟睡している猫もいた。
昔の面影を残す漁村風景。瀬戸内の原風景。
真鍋島観光
真鍋島はそれほど大きな島ではないので半日で1周できるが、今回はねこ歩きが目的だったので島一周はせずに港から半径20分位のところをブラブラと歩いた。
真鍋邸とホルトノキ
大した見どころではないが、港から徒歩2分位と近いので行って損はない。
標識もあるのでわかりやすい。
真鍋家は平安時代末期から島の有力者として栄え、明治初期に建てられた木造家屋は国の登録文化財に指定されている。
軒先には樹齢250年といわれる太い幹を持ったホルトノキがある。県内では珍しい樹木で、平賀源内が讃岐に苗木を持ち込んだものが、やがて真鍋家に伝えられたといわれている。
天神鼻展望台・ふれあいパーク
真鍋島の北西にある『天神鼻展望台』へ行ってみた。港からゆっくり歩いて20分位。
港から海に沿って歩いて行くと展望台へ行く道がある。
途中に天神社の鳥居があり、この階段を登ると右手に天神社がある。
天神社。この神社の奥に展望台がある。道がないのでちょっとわかりにくい。
展望台にはテーブルと椅子があるので休憩ができる。
瀬戸内を一望できるが、手前に木があって見晴らしがイマイチだった。
天神社の反対側を歩いて行くとふれあいパークがある。
春には桜などの花が咲いてきれいらしいが、この時期は花もなく寂しい感じだった。
こちらからも瀬戸内の島が一望できるが、やはり木が邪魔で見晴らしがイマイチだった。
展望台からの眺めはきれいだったが、ちょっと中途半端な展望台なので時間に余裕がないならわざわざ来るほどでもないというのが正直な感想。花の咲いている時期だったらふれあいパークにいくのはよさそう。
真鍋小学校・中学校
真鍋中学校は映画「瀬戸内少年野球団」のロケ地になった学校。風情のある木造校舎は見る価値あり。港から歩いて約5分とアクセスもよい。
同じ敷地内の小中学校がある。左側が小学校で右側が中学校。
校庭には懐っこい猫が。懐っこいのはよいが鳴き声が大きかった。
木造校舎は現在も使われている。
真鍋中学校は自由に中を見学できる(教室内を見学する場合は許可が必要)。
猫が入ってくるので戸を閉めるように貼り紙が。先ほどの猫のことだと納得。
高台にあるので窓から風景も美しかった。
『船出』で煮魚定食
12:30 昼食
お昼はチケット売りの人に勧められた『船出』という食堂へ。予約なしでOk。
フェリー乗り場の目の前にあり、お店の前は猫のたまり場になっている。
ドアを閉めないと猫が入ってきてしまう。
生魚が苦手なので食べられるものがあるか心配だったが、煮魚定食があるというのでどうにか食事にありつけることに。個人のお店は頑固おやじの怖い系の場合があるので事前調査なしに行くのは勇気がいるが、ここは夫婦でやっていてとても感じのよいお店だった。
テーブル席2つと奥に座敷席。私は運よくすぐに座れたが、待っていた人もいた。
煮魚定食1,500円。すごいボリューム。煮魚を自ら好んで食べることはないので数年ぶりに食べたが、生臭さがなくて美味しかった。しかもこんなに大きな煮魚を食べたのは初めて。
お刺身の定食もあって、そちらもすごく評判がよいらしい。
昼食をゆっくりをいただいたあとは、ネコ歩きしたり島のおばさんとおしゃべりしたりで2時間位過ごした。
真鍋島の猫
真鍋島には『本浦港』と『岩坪港』の二つがあり、どちらの港も猫が多いとの情報。フェリーが発着するのは本浦港で、本浦港から岩坪港までは歩いて20分位。今回はたっぷり時間があったので岩坪港にも行こうとしたが途中の『とこのはな公園』に猫がいて、そこで猫と遊んでしまったため時間が無くなり岩坪港へ行くのは断念した。
本浦港付近の猫たち
日向ぼっこをしている猫やちょろちょろ歩きまわっている猫など10~20匹位いた。ここが一番猫が多かった。
食堂「船出」の前にあるテーブルとイスの周辺が猫のたまり場。
親子猫?
とこはな公園の猫たち
フェリーが発着する『本浦港』から『岩坪港』へ向かって歩いていたら、一匹の猫がけなげについてきたので一緒に港まで連れて行くことに。
途中に『とこのは公園』という海に面した公園があり、そこに猫が5匹いてみんな寄ってきた。引き連れてきた猫とも仲良しだったので、この公園でひと休みすることに。
公園のすぐ向こうは海。晴れていて真っ青!
堤防まで歩いていくと、猫たちがみんなついてきた(餌やおもちゃetcなし)!
私が堤防の上に座ると猫たちものぼってきてくつろいでいた。
一緒に公園まで歩いてきた猫。
猫たちはみんな仲良し。
リラックス!
この公園で1時間近く寄り道してしまったので岩坪港へ行くのは断念(フェリーの時間があるので)。誰もいない美しい景色のところで穏やかな猫たちとくつろげて大満足!
北木島に立ち寄って笠岡へ
帰りは笠岡諸島最大の『北木島』に立ち寄ってから笠岡港へ
15:30 真鍋島港(本浦港)発
↓
15:40 北木島港(大浦港)着
昔の面影のある風景がみれるとの情報だったが、期待したほどではなかった。
明治創業の純木造三階建ての旅館「天野屋」。
16:45 北木島港発
↓
17:37 笠岡港(住吉乗り場)
宿&夕食
笠岡駅からJRで三原駅まで戻って宿に着いたのが19時頃。
宿で少し休憩。
三原駅から徒歩5分。尾道までは電車で約15分で行けるので尾道観光の拠点にも便利。家族経営の昔ながらの旅館で親切な若旦那がいる。最新設備などはないが、家庭的な雰囲気でお手頃に泊まりたい人にはおすすめ!
オススメ度
1時間程休んだあと食事へ。
宿から徒歩5分もかからないところにイオンがあり、その中にあるファミレスへ。
ファミレスは気を使わなくてよいので気楽。
ご当地グルメとは全く関係ないものを食べてしまうといういつものパターン。
この日は2万歩以上も歩いて疲れたので早めに就寝。翌日は竜王山・筆影山&尾道観光!
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