トルコを周遊旅行してきた。トルコはバスが発達しているので個人での移動もそれほど大変ではなかった。トルコ人は親切な人が多くて、観光名所も多くて思った以上に楽しめた。また、猫が信じられないくらい多くて、猫好きにとっては天国のような国だった。
- 2013年3月12日~24日
- サフランボル→カッパドキア→パムッカレ→エフェス→イスタンブール
- 個人旅行/母親(シニア)と2人旅
- 費用:(ドバイ・アブダビと合わせて)ひとり約22万円
周遊ルート&スケジュール
周遊ルート
イスタンブールから時計回りに周遊した。移動は主にバスを利用し、飛行機は1回のみ。
3/12 イスタンブール⇒⇒3/13 サフランボル⇒⇒3/15 ギョレメ(カッパドキア)⇒⇒3/18 パムッカレ⇒⇒3/18 セルチュク(エフェス)⇒⇒3/20 イスタンブール
地図だとこんな感じ↓
一週間でトルコを周遊する一般的なパッケージツアーと大枠は同じコースだが、ツアーではサフランボルには行かずにトロイの遺跡やアンカラに行くことが多い。個人の場合はツアーほど効率的にはまわれないので、行きたい場所に絞って1か所の滞在にある程度の余裕を持たせた。
トルコ旅行日程表
各都市に2泊を基本としたが、車内泊をしたり早朝の気球ツアーに参加したこともあり、帰国後にはどっと疲れがでた。年齢的なことを考えるともう少しゆとりのあるスケジュールにしたほうがよかったかも。
個人でもそれほど無理のないルートなのでモデルコースの参考にどうぞ!
DAY | 日程 | 宿泊 |
1 | アブダビ⇒イスタンブール | イスタンブール |
2 | イスタンブール⇒サフランボル(バス) | サフランボル |
3 | サフランボル観光 | |
4 | サフランボル⇒カッパドキア(バス) | カッパドキア |
5 | 早朝熱気球&カッパドキア観光 | |
6 | カッパドキア観光&深夜バスでパムッカレへ | バス内 |
7 | パムッカレ観光&バスでエフェスへ | セルチュク |
8 | エフェス遺跡&シリンジェ村観光 | |
9 | イズミール空港⇒イスタンブール(飛行機) | イスタンブール |
10 | イスタンブール観光 | |
11 | ||
12 | イスタンブール⇒アブダビ経由⇒成田 | |
13 | – |
各旅行記はこの記事の一番最後にあります!
旅行の準備
航空券
エティハド航空のセールを利用して成田-イスタンブール往復(アブダビでストップオーバー)を約8万円で購入した。
日本発着の航空券は「サプライス」で買うのが一番安い。これまでに何度か利用したが、カスターマーサポートの対応もよく、HISのグループ会社なので安心感もある。
現地での移動
イズミールからイスタンブールまでの航空券(トルコ航空)は事前にネット購入した。飛行機は早くに購入するほど安く買えるので日程が決まったらなるべく早く購入したほうがよい。
バスの乗車券はすべて現地で購入した。トルコの長距離バスは「オトガル」とよばれるバスターミナルから発着するので、オトガルに行けばチケットを購入できる。旅行者がよく訪れる都市間のバスは本数が多いので、当日でもチケットが売り切れて買えないという心配はおそらくないが、余裕があれば前日までに買っておくのが安心。
トルコ国内には複数のバス会社があるが、今回の旅では最大手で人気のあるメトロ社を利用した。メトロ社のバスチケットはオンライン予約もできるが、トルコ語のみの対応となっている。
海外旅行保険
海外で病気や盗難にあった場合は海外旅行保険に入っていないと莫大な金額を自腹で支払うことになる。そのため、海外旅行保険に入るのは必須だが、あまりお金はかけたくない。そこでおすすめなのがクレジットカードについている海外旅行保険。
「エポスカード」は年会費が永年無料で海外旅行保険が自動付帯しているので、持っているだけで無料で海外旅行保険に加入できる。病気やケガの他、対物の倍賞や購入品の故障・盗難などもすべてこのカードでカバーできる。
費用は一切かからずに保険に加入できるので海外に行くなら作っておいて損はない。
宿泊したホテル
予約はすべて「Booking.com」を利用した。お手頃価格の宿中心に宿泊したので家庭的な雰囲気が味わえてよかった。
サフランボル
★ユルドゥズ コナック ペンション(Yıldız Konak Pension)
部屋は狭くて、シャワーを浴びるのは少し大変だったが、家族経営のアットホームな雰囲気でホテルとは違ってよかった。 バスチケットの手配やバス停まで無料送迎してくれた。
部屋の窓からの眺め
カッパドキア
★キャニオン ビュー ケーブホテル(Canyon View Cave Hotel)
家族経営のアットホームで快適な洞窟ホテルで朝食も美味しかった。オーナーが気球のパイロットなので宿泊者は気球ツアーが割引になってお得!
寝室もバスルームもすべてが洞窟内にあった。
セルチュク(エフェス)
★トゥンジャイ ペンション(Tuncay Pension)
駅から近くて、近くにお店もあって立地がよかった。部屋は狭いが朝食もおいしくてコストパフォーマンスがよかった。
朝食はパンや卵料理できれいに盛り付けられていて美味しかった!
イスタンブール
★Ciwan Suites Old City
少し駅から離れているが、アパートメントタイプの部屋で広かった。近くにロカンタやパン屋、ミニスーパーがあり便利だった。オーナーが親切で感じがよかった。
すぐ近くに庶民的なロカンタがあって美味しかった。2日連続で通ってしまった。
ツアー vs 個人旅行
今回の旅行ではトルコでの滞在日数が12日間で5都市を周遊した。個人だと12日間で5都市回るのがやっという感じだったので、日本からの移動を入れて10日程度しかない場合は個人での周遊はかなり厳しい。逆に2週間以上の日程がとれる場合は、個人で複数都市の周遊が十分可能。トルコは電車よりもバスが発達していて、バスの移動がとても便利!
1週間程度で個人旅行する場合は、訪問地を1~2都市に絞って1都市の滞在期間を多くとったほうが有意義に観光を楽しめるのではないかと思う。オススメの2都市を選ぶとすると「イスタンブール」と「カッパドキア」。この2都市は特にトルコらしさを感じることができた。
1週間程度でトルコを周遊するなら「日本からのパッケージツアー」を利用するのが楽で安い。ただし安いツアーはお土産屋にたくさん立ち寄るので、格安ツアーはやめたほうがよい。
個人で周遊をする場合は、旅行会社にプランを立ててもらうサービスを利用するがよいのではないかと思う。私はこのサービスの存在を知らずにすべて個人で手配したが、かなり面倒だった。このサービスは複数の旅行会社が無料で希望のプランを作ってくれるというもので、個人で予約するよりも安くなることも多い!
↓
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ハイライト写真
トルコ式朝食:オリーブ、トマト、キュウリ、卵、パン、チャイ(紅茶)
サフランボルのかわいい街並み
カッパドキアで熱気球
カッパドキアの奇岩石
パムッカレの石灰棚
エフェス遺跡
シリンジェ村ののどかな風景
いたるところにいる猫(イスタンブールのお土産屋にて)
街中の食堂(ロカンタ):指さしで簡単に注文できる
ブルーモスク
トルコのお土産
トルコの定番お土産といえば『ロクム』。砂糖にデンプンとナッツ(クルミ、ピスタチオ、アーモンド、ヘーゼルナッツ、ココナッツ)を加えて作るトルコの菓子。
サフランボルを観光中にロクムを試食できるお店がありおいしかったので、そこでお土産用に結構な量を購入した。気に入ったロクムが買えたのはよかったが、ロクムはたくさん買うと重いのでちょっと失敗だった。
というのも、ロクムはイスタンブール空港でたくさん売られており、空港で簡単に買うことができる。試食もできて、種類も結構豊富なうえ、値段も大して高くなかったので、空港で買えばよかったと少し後悔…。
トルコの旅行記
1日目:アブダビからイスタンブールへ
2日目:イスタンブール~サフランボル(バス)
3日目:サフランボル観光
4日目:サフランボル~カッパドキア(バス)
5日目:カッパドキアで熱気球&グリーンツアー
6日目:ギョレメ野外博物館&夜行バスでパムッカレへ
7日目:パムッカレ観光&セルチュクへ
8日目:エフェス遺跡&シリンジェ村
9日目:セルチュク~イスタンブール(飛行機)
10日目:イスタンブール観光(トプカプ宮殿・ボスポラス海峡クルーズ・ガラタ塔)
11日目:イスタンブール観光(アヤソフィア・地下宮殿・グランドバザール・ブルーモスク)
12日目:イスタンブールからアブダビ経由で成田空港へ
コメント
はじめてコメントをいたします。先月あたりからちょくちょく旅行記を読ませていただき楽しんでおります。よくまとまっていてとてもわかりやすいです。済州島は最近いったばかりなので、読んでいて復習になりました。
今年か来年に夫婦(夫50代、私40代)でトルコに旅行しようと考えています。これまでは海外はツアーしか利用したことがないので、今回もツアーを考えています。複数のツアーを調べてみても行き先はどれもたいてい同じですが、サフランボルが入っているツアーは少ないです。サフランボルが入っているツアーにしようかどうか迷っています。サフランボルは行った方がよいところでしょうか?
nanakoさん、コメントありがとうございます。
サフランボルはイスタンブールとは全然違った雰囲気で素朴な感じの小さな街です。賑やかさを求めるならあまり楽しめないかもしれませんが、ゆっくりと街歩きをしたりのどかな雰囲気を楽しみたいならサフランボルはオススメです。ただ、イスタンブールやカッパドキアのほうがトルコらしい雰囲気を味わえるので、無理にサフランボルに行く必要はないかもしれません。