バーリからスド・エスト鉄道でロコロトンド(アルベロベッロの一つ先の駅)へ。バーリからロコロトンドへは電車1本で簡単に行けるが、切符を買うのに手こずったりしたので、注意点なども含めて行き方を紹介する。イタリア旅行のご参考に!
- 2017年11月15日~11月26日
- 友人との2人旅・個人手配
- 旅費合計:約16万円(詳細)
- 南イタリア旅行記(概要&まとめ)
バーリからロコロトンド(アルベロベッロ)への行き方
バーリからロコロトンドへはスド・エスト鉄道(Ferrovie del Sud Est、略してFSE)という私鉄で2時間弱。バーリからロコロトンドへ行く途中にアルベロベッロがあるので、バーリからアルベロベッロへの行き方も同じ。アルベロベッロからロコロトンドは1駅で約10分。
スド・エスト鉄道駅の位置関係はこんな感じ↓
これが南イタリア旅行で訪れた都市。すべてスド・エスト鉄道で移動した。
事前にネットで調べた情報では、『スド・エスト鉄道は時間通りに来ない』とのことだったので、遅れるのを覚悟していたが、今回の旅行で利用した電車はすべて遅延等なくほぼ時刻表通りだった。以前に比べると改善してきているのか、たまたま運がよかっただけなのかはわからない。
スド・エスト鉄道の時刻表
バーリからアルベロベッロ・ロコロトンド方面の電車は1時間に1本ペースなので、事前に時間を調べてから行くことをおすすめする。スド・エスト鉄道のウェブサイトで時刻検索や時刻表をダウンロードできる。
スド・エスト鉄道の乗り換え案内(時刻表検索)
スド・エスト鉄道の公式サイトにアクセスすると、時刻表検索が目立つ位置にある。イタリア語にしか対応していないが、簡単に検索できる。
▼バーリ中央駅からロコロトンドへの片道の行き方を検索してみる
▼出発・到着時間、所要時間、料金の一覧が表示される
スド・エスト鉄道の時刻表ダウンロード
上記の時刻表検索で時間や料金など必要情報は調べられるが、合わせて時刻表のダウンロードもしておくことをおすすめする。時刻表を印刷して持っていると、途中駅の到着時間も確認もできるので安心して電車に乗ってられる。
上記リンクにアクセスするとこんなページ出てくる。
ANDATAが「行き」、RITORNOが「帰り」の意味。バーリ⇒アルベロベッロ方面(行き)の時刻表はLinea1[BARI-TARANTO] ANDATA、アルベロベッロ⇒バーリ方面(帰り)の時刻表はLinea1[BARI-TARANTO] RITORNOをダウンロードすればよい。
スド・エスト鉄道は日曜日は運行していないので、日曜日に移動する場合はバスを利用するしかない。TRENIが鉄道、AUTOLINEEがバスの意味で、それぞれの時刻表がダウンロードできる。右側にある「scarica」ボタンを押すとPDFでダウンロードできる。
PDFファイルを開くとこんな感じの時刻表が表示される。これはバーリ⇒アルベロベッロ方面の時刻表。Lun-Sabは「月曜~土曜」という意味。
バーリ中央駅のスド・エスト鉄道乗り場は要注意!
これがバーリ中央駅の外観(朝9:40頃撮影)。地元民や観光客などで賑わっていた。
バーリ中央駅はトレニタリア(Trenitalia、FS)というイタリア国鉄がメインで、スド・エスト鉄道乗り場はわかりにくいので注意が必要。私たちは切符を買うのに手こずってしまい、駅に20分前に到着したのに出発時間ギリギリになんとか乗れたという状況だった。
切符は窓口ではなく、ホームまたは近くのお店で購入
バーリ駅に入ると「みどりの窓口」のような切符売り場があるが、ここはイタリア国鉄のトレニタリア(FS)のチケット売り場で、スド・エスト鉄道のチケットは購入できない。私たちは最初ここに並んでしまい、切符を買おうとしたらここでは買えないと言われた。
Trenitaliaと記載されているこの券売機ではスド・エスト鉄道の切符は買えない!
スド・エスト鉄道のホームでチケット購入
バーリ中央駅の左側に地下道に降りる階段があり、そこからホームに行ける。ほとんどはトレニタリア(FS)のホームで、スド・エスト鉄道は一番奥の右側の階段を上ったところ。
この写真の手前右側がスド・エスト鉄道のホームに行く階段。
階段下に「Ferrovie Sud-Est(スド・エスト鉄道)」と書かれた看板がある。
ホームに出ると券売機があるので、そこで切符を買うことができる。
しかし、私たちは、ホームでチケットを買えるということを知らなかったので、近くにいた人に「ロコロトンド、チケット」と尋ねたら、チケットは近くのお店で買うことができると教えられ、そのお店で購入した。ホームで買うのが時間もかからず簡単だと思うが、近くのお店でチケットを購入する方法も参考まで記載しておく。
駅近くの商店でチケット購入
地下道の一番奥までいって、階段を上ると大通りにでる。大通りを渡ってほんの少し左にいったところにある「La Brasserie sous les Aracades」というお店でスド・エスト鉄道のチケットを購入できる。
ここが「La Brasserie sous les Aracades」で、日用品や食品を売っている。こんなお店で電車のチケットを購入できるのか半信半疑だったが、レジで行き先を言ったら簡単に購入できた。バーリからロコロトンドまでは5.6ユーロ。
バーリからスド・エスト鉄道でロコロトンドへ
2017年11月20日(月)
10:00 チケットを買うのに手こずったが、ギリギリで予定の電車に乗車できた!
ロコロトンドまでは乗り換えなしで1時間45分。それなりに乗客はいたが、空いている席もあり余裕で座れた。
車窓からは田園風景などのどかな景色が楽しめる。アルベロベッロに近づくととんがり屋根も見えてくる。
1時間30分でアルベロベッロに到着。世界遺産の街とあって、降りる人が多かった。
アルベロベッロで多くの人が降りたのでガラガラになった。
アルベロベッロから約10分(1駅)でロコロトンドに到着。
スド・エスト鉄道ホームにあるトイレは鍵が必要
ロコロトンドのホームにトイレがあったので入ろうとしたが、鍵がかかっていた。駅員さんに「トイレ!」と主張したらすぐに鍵を持ってきてくれた。
シーズンオフのロコロトンド旧市街はレストランやカフェが閉まっていて、トイレを探すのが大変なので、駅でトイレに行っておくのが安心だと思う。たまたま、ロコロトンド旧市街で日本人女性に出会ったが、その人はトイレを必死に探していて、結局見つからないとのことで足早に駅に戻っていった。
翌日に訪れたマルティナ・フランカ駅のトイレも同様に鍵がかかっていたので、おそらく他のスド・エスト鉄道駅のトイレに入るのにも鍵が必要と思われる。
ロコロトンド駅での荷物預かり
私たちはアルベロベッロに宿をとっていたが、時間節約のためアルベロベッロには寄らずに荷物(ボストンバッグ)を持ったままロコロトンドへ来た。荷物を持ったまま観光するのは大変なので、駅で預かってもらえないか駅員さんにお願いしてみた。
ホームから駅長室みたいな部屋がみえたので、ノックして荷物を預かってほしい旨をジェスチャーで伝えたら(英語が通じないため)、すんなりOKがでた。帰りに乗る予定の電車の時刻表を見せたりしたので、なんとか意図は伝わったようだ。
こんな感じのきれいな駅長室(?)で荷物を保管してもらった(無料)。
さらに駅長さんに旧市街への行き方なども聞いたら親切に教えてくれた。
ロコロトンド観光については次の記事にて。
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