朝から市庁舎まで汗だくで猛ダッシュするなど、ストックホルムでの1日はかなり慌ただしいものとなった。それでも市庁舎、王宮、ドロットニングホルム宮殿などの名所に行くことができて充実した1日となった。
夜は人生初の船旅。豪華客船「タリンクシリアライン」でエストニアの首都タリンまで移動した
- 旅行期間:2010年9月22日~ 2010年9月29日(6泊8日)
- コペンハーゲン→ベルゲン→ストックホルム→タリン→ヘルシンキ
- 旅行形態:個人旅行/友人との2人旅
- 旅行費用:約25万円/人
ホテル周辺を散策&朝食
9月25日(土) 晴れのち曇り
7:00 起床
ホテルの部屋の窓から撮影。集合住宅の一室。
テラス
食堂へ行くとホテルの支配人の男性が朝食を準備中。感じのよい人だった。
朝食は8時からなので、それまでホテル周辺を散策
ホテル前の通り。すぐ近くにセブンイレブン発見。
セブンイレブンを覗いてみた。
派手なお菓子がたくさん!
お惣菜的なものもたくさん売られていた。
8:00 ホテルへ戻って朝食
とても素敵なキッチンだった!
パン、ハム、チーズなどが綺麗に並べられていた
好きなものを自分でとってテーブルへ
ここが食べるところ。よい雰囲気!
ソファーでくつろぐこともできる。
居心地がよすぎてのんびりしてしまい気がつくとすでに9:00!
10時の市庁舎ガイドツアーに参加予定なのに…。
慌てて荷物を整理してチェックアウト
スーツケースをフロントに預けて、夕方のタクシー手配を依頼して出発
ストックホルム市庁舎
地下鉄で市庁舎へ
9:25 ホテル発
走って最寄の地下鉄 östermalstorg駅へ
本来は地下鉄駅近くの大きなホテルでストックホルムカードを購入してから地下鉄に乗る予定だったが(地下鉄代がタダになるので)、そんな時間はなくなったためここでのストックホルムカードの購入は断念
9:30 östermalstorg駅着
窓口で駅員さんからチケットを買って(40SEK/人)ダッシュで地下鉄へ乗り込んだ
チケットは券売機で買うと30SEKと多少安いがそんな余裕もなかったため窓口で購入。
9:35 中央駅方面の地下鉄に無事乗車。ギリギリだった。
9:38「中央駅」到着
道にいる人に市庁舎の場所をきいて猛ダッシュ!!
気温も高くなってきて汗だく
市庁舎の見学
9:47 市庁舎が目の前に
あともう少し…。
ストックホルム市庁舎は「ノーベル賞の記念晩餐会」が行われる場所として有名!!
9:57 チケット売り場到着
10時からのツアー参加者でごったがえしていた。
窓口でストックホルムカード(395SEK)を買って、英語ガイドツアーに申し込むが…
ストックホルムカード
10時からのツアーは残り1名のみと言われる
時間がないので次のツアーまで待てないとねばりなんとか2名参加させてもらえることに
10:00 市庁舎内ガイドツアー(英語)に参加
内部へはツアーに参加しないとは入れない。日本人もちらほら参加しており、フィヨルド周遊のときに見かけた「旅物語」の一行もいた。
1組30人程度のグループに分かれて(受付で配られた色分けされたシールを胸につける)ツアーがスタート!
まず中に入ると「ブルーホール」といわれる大広間へ
★ブルーホール
このホールは市庁舎の中で一番広い祝賀室で、毎年12月10日にノーベル賞の祝賀会場となる。名前通り、当初は青色になる予定だったが、レンガの美しい赤い色をそのまま残した。
階段を上って、みんなでゾロゾロ歩いていく
★市議会室
2週間おきの月曜日の夕方に市議会が開かれる。
窓からの景色
ヴァイキング時代の建物のイメージを取り入れた開放的な天井
★100のアーチ
市庁舎のタワー(塔)の一部で、100のアーチ型。祝賀ホールに通じる玄関になっている。
★プリンスのギャラリー
市の表敬訪問のレセプションに使われるホールで、ユーセン王子がストックホルムの海岸風景を元に描いた絵が壁一面にある。
★3つのシャンデリアの部屋
天井には木製で金メッキされたシャンデリアが3つある。
ツアーの最後はゴールデンホールへ
★ゴールデンホール
ノーベル賞受賞晩餐会が開かれる黄金の広間。バンケットホールで、700席収容できる。
正面には、メーラレン湖の女王様が描かれている。
10:50 見学を終えると最後にお土産ショップがあり、出口をでると中庭へ
スウェーデンの民芸品として有名なダーラナホース(幸運を運ぶ木馬)の特大品
猛ダッシュで汗だくになってまでやってきた価値が十分にあった市庁舎ツアーだった!
市庁舎の塔に登って市内を一望!
ツアー終了後は「タワー」へ
タワーへ上るのは時間制になっていてチケットが必要。11:00からのチケットは売り切れのため11:15を購入。
シティホールタワーは高さ106メートル、250万のレンガから成る建物で総重量は24,000トンに及ぶ
階段で塔の上まで上っていく(途中までエレベーターで行くことも可能)
狭い道を、ぐるぐると進んで行く
階段を使うと頂上までは7、8分かかり、若干疲れた。
11:25 タワー頂上到着
ガムラスタンや市内の様子が一望できる。曇っていたのが残念。
11:50 市庁舎をあとにガムラスタン地区という小さな島へ向かう
この近辺は歩いても20分程度の移動なので観光にはとても便利
(ここで約1時間友人と別行動)
ガムラ・スタン(ストックホルムの旧市街)を散策
ガムラスタン
『古い街』を意味するスウェーデン・ストックホルムの旧市街。ガムラスタンはスターズホルメン島を指す。スターズホルメンは徒歩で一時間もあれば一周できる広さである。
街の発祥は13世紀に遡る。中世の小路、玉石敷きの通り、古風な建築が保存されている。北ゲルマン建築が、旧市街建設に強い影響を与えている。
国会議事堂。ヘルエアンズホルメン島にあるグレーの石造建物で、1905年の完成
交替式へ向かう衛兵たち
12:15 王宮西の中庭で行われる衛兵の交替式
ぎりぎりに行ったらすでにたくさんの人でほとんど見えなかった。。。
交替式は人混みであまりよく見えないので途中で切り上げ!
・大広場
ガムラスタンの中心。かつて市が開かれ、また罪人がさらされた場所。
オープンカフェがたくさんあり多くの人で賑わっていた。
ストックホルムの 血浴(けつよく)
大広場で1520年に「ストックホルムの血浴」と呼ばれる歴史的事件が発生した。デンマーク王が1520年に行なったスウェーデン人に対する処刑で、粛清ともいう。デンマークのクリスチャン II 世は、スウェーデンに侵攻後、反乱の罪を赦すという声明を発し、スウェーデンの有力者たちを晩餐会に招いた。彼らはその言葉を信じて投降し、王宮に入城すると、大扉は閉じられ、招かれた客は総て捕らえられた。
翌日、形ばかりの裁判によって死刑が宣告され、その日の内に後のヴァーサ王の父を含む90人余りの貴族・高官が断頭刑に処され、この大広場は大量の血の海に染まることになった。
大広場に面している「ノーベル博物館」
ノーベル賞100周年を記念して2001年オープン。建物はかつての証券取引所を使用している。
こんな細い道が至る所にあった。
・大聖堂(ストックホルムカードで入場無料)
13世紀に立てられたストックホルム最古の教会
大聖堂の内部
石畳の街並みが続く
石畳ではこんなパフォーマンスをしている人も
・ドイツ教会
大広場の南にあり、高い尖塔を持つ教会。1634年から1648年にかけてハンザ同盟のドイツ人商人たちによって建てられた。何度も改築され、現在の姿になったのは1887年。
一部修復中…
ドイツ教会の内部。
◆ ◇ ◆ ◇ ◆
13:00 友人と合流して地下鉄ガムラスタン駅へ
地下鉄とバスでドロットニングホルム宮殿へ向か
ドロットニングホルム宮殿
ドロットニングホルム宮殿への行き方
1.地下鉄+バス←今回はこの方法
地下鉄で「ブロンマプラーン(Brommaplan)」駅へ行き、そこからバス(176、177、301から323、336、396番)に乗ってドロットニングホルム宮殿近くのバス停「ドロットニングホルム(Drottningholm)」で下車する(約15分)。
2.観光フェリー
市庁舎とストックホルム中央駅の間にある観光フェリー乗り場から、ドロットニングホルムの王領地のあるローブ島行きの観光フェリーが運行されている。所要時間約1時間。運行しているのは、4月中旬から10月のシーズン中のみ。
地下鉄とバスでドロットニングホルム宮殿へ
13:18 地下鉄ガムラスタン駅 到着
13:25 中央駅(T-Centralen)で乗り換え
有名なスウェーデン「地下鉄駅芸術」を見るため青のラインへ
天井は岩石をくり抜いた際の岩肌がそのまま露出してる
14:00 ブロンマプラーン(Brommaplan)駅到着
14:15発の177番バスで宮殿へ
14:30 ドロットニングホルム宮殿近くのバス停で下車
ここを歩いて宮殿へ向かう
湖には白鳥やアヒル
ドロットニングホルム宮殿を見学
1991年ユネスコ世界遺産に指定された宮殿で、今現在も国王一家の住居として使用されている。
「北欧のヴェルサイユ」と呼ばれる宮殿は、フランスとイタリアから影響を受けて16世紀に建てられ、その後も改装を重ね現代の華麗な姿になった。ドロットニングホルム宮廷劇場では、18世紀の舞台装置を使ったオペラやバレエが上演される。
メーラレン湖に面した入り江にドロットニングホルム宮殿がある
14:45 宮殿内をさっと見学(ストックホルムカードで入場可)
(宮殿内は撮影禁止)
宮殿をあとにバス停へ向かう
15:00すぎのバスで地下鉄の駅まで行き、地下鉄でホテル最寄駅まで戻る
16:00 östermalstorg駅(ホテル最寄駅)到着
16:10 ホテル着
ホテルでタクシーを呼んでもらい、バッタハムン港(Vartahamnen)へ
ストックホルムからタリンへ(タリンクシリアラインで)
16:30 バッタハムン港(Vartahamnen) 到着
港には乗船予定のバルティック クイーン号(Baltic Queen)
チェックインを済ませ乗船!!(チケット購入についてはこちら)
——-ストックホルム~タリンへの移動ルート——-
17:45 ストックホルム発/翌日10:00 タリン着
まずはエレベータで部屋(8階の8119号室)へ向かう
ここが泊まった部屋(海側窓付きのAプレミアム)
それほど広くはないもののシャワーやトイレもついて清潔で快適!!
映っていないが左側にシャワーがある。
船内にはレストラン、免税店、スーパーなど何でもある
夕食は北欧スタイルのビッフェ「スモーガスボード」
20:00 夕食を食べに予約しておいたレストランへ
スウェーデン、デンマークなど北欧の料理で、テーブルに数多くの料理を並べ、各自でとって食べるもの。まずにしんの酢漬け、鮭やうなぎの燻製、キャビアなどの冷たい魚料理から食べ始め、ハムやレバーペーストなどの冷たい肉料理、その後に温かい魚・肉料理、最後にデザートを食べる。日本のバイキング料理は、これをヒントにできたとされる。
前菜からデザートまでたくさんの食べ物が並ぶ
ブッフェは楽しい!
かなり多くもってきすぎた
お肉もがっつり食べて満腹!
21時すぎ 部屋に戻りくつろぐ
船の揺れはほとんど感じていなかったが、少しの間揺れがあり若干気持ち悪くなったため、シャワーを浴びてそのまま就寝
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