3月中旬にベトナム旅行の予定でしたが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が猛威を振るっており、この時期に海外旅行に行くのはリスクが高く楽しめる状況ではないことからキャンセルをしました。
航空券、ホテル、現地オプショナルツアーをすべて個人で予約していましたが、すべてキャンセルしました。
キャンセル方法、実際にかかったキャンセル料などご紹介します。
旅行の概要、キャンセルの経緯
旅行の概要
予定していた旅行の概要は以下の通りです。
- 旅行先: ベトナムのハノイ
- 旅行期間2020年3月14日~3月24日 (10日間)
- 友人と2人の個人旅行
- 1月上旬に航空券を購入
- 1~2月上旬にホテル、オプショナルツアーを予約
※私はベトナムは過去3回行ったことがあり、友人は初ベトナムの予定でした
ベトナム旅行を決めたのは2019年の年末で、航空券やホテルを予約し始めたのは2020年に入ってからです。なので、旅行準備期間は比較的短かったです。
キャンセルに至った経緯
2月中旬から新型コロナウイルスが深刻化してきて、「3月に海外旅行はやばいかも。」という雰囲気になってきました。
キャンセルも視野に浮かびましたが、キャンセルした場合、航空券の払い戻しがほとんどなく、返金不可のホテルも予約してしたので、旅行代金が無駄になるとの考えから、2月中旬の時点ではまだ旅行に行く可能性のほうが高かったです。
しかし、2月24日に「 ハノイ市は日韓からの入国者に隔離措置を検討 」というニュースがあり、さすがにこの時期に旅行に行くのはリスクが高いと考え、旅行キャンセルを決断しました。
- 不安を抱えた状態で旅行にいっても楽しめない
- 移動中の電車や飛行機内での感染リスク
- 入国拒否されるリスク
- 現地で隔離されて長期間帰国できなくなるリスク
- 日本人であるために現地で差別されるリスク
- 万一自分が感染していた場合、他人にうつすリスク
- 万一現地で発症した場合、日本でもベトナムでも大ニュースになる
新型コロナウイルスは未知のウイルスなので、もし感染した場合は恐怖です。持病がなければ軽症で済むとか、大したことないという人もいますが、京都のバスガイドが再発するなどこれまでのウイルスとは明らかに異なるので、とても楽観視はできません。
手配していた航空券・ホテル・ツアー
2月上旬までに以下を予約済みでした。
- 往復航空券
- ホテル
- 現地オプショナルツアー
購入先 | 金額(2人分) | キャンセルポリシー | |
---|---|---|---|
航空券 | JAL | 104,440円 | 返金不可(税26,440円のみ返金) |
ホテル | ブッキングドットコム | 19,798円 | 直前までキャンセル無料 |
ホテル | ブッキングドットコム | 20,615円 | 返金不可 |
ホテル | ブッキングドットコム | 9,516円 | 直前までキャンセル無料 |
ホテル | ブッキングドットコム | 19,754円 | 直前までキャンセル無料 |
現地ツアー | ベルトラ | 70,034円 | 7日までキャンセル無料 |
合計 | 244,157円 |
手配済みの旅行代(航空券、ホテル、現地ツアー)は2人合計で約24万円。1人12万円です。
旅行まで7日以上あるので、多くのホテルと現地ツアーは無料キャンセルできます。
返金不可なのは、
航空券代(78,000円)+1施設のホテル代金(20,615円)=98,615円(2人分で)
すなわち、返金不可で無駄になるのは1人49,308円という計算になります。
航空券のキャンセル(JAL)
チケットはJALウェブサイトから購入しました。
支払い金額(1人分) | 払い戻し | 払い戻し額 (1人分) | |
---|---|---|---|
往路( Economy Special Saver ) | 14,000円 | 不可 | 0円 |
復路( Economy Saver ) | 25,000円 | 可 | 0円 |
税金・燃油など | 13,220円 | 可 | 13,220円 |
合計 | 52,220円 | 13,220円 |
往路のEconomy Special Saverというのは返金不可の格安チケットです。復路の Economy Saver は1万円の払い戻しが可能ですが、往復チケットの場合は低いクラスの条件がすべてに適用されるため、復路も返金不可となり、払い戻されるのは税金・燃油などの13,220円 のみです。
したがって、キャンセルすることで39,000円(52,200円ー13,220円)は戻ってきません。
今後ベトナムで日本人の入国措置、飛行機の欠航など状況によっては、払い戻し対象になる可能性もあるので、現段階ではまだキャンセル手続きはしていません(キャンセルは今でも直前でも払い戻し金額はかわらないため)。
ホテルのキャンセル(ブッキングドットコム)
Booking.comで返金不可のホテルを2泊予約していたのですが、ホテルがキャンセル料免除を承諾してくれたため、キャンセル無料となりました。
キャンセル不可のホテルを予約していても、ホテルに無料キャンセルリクエストをして、ホテルが承認すれば無料キャンセルができるということがわかりました。
手順や詳細は以下の記事にまとめてあります。
ホテル代はすべてキャンセル無料で処理できました。
オプショナルツアーのキャンセル(Veltra)
オプショナルツアーのベルトラで「 往復高速道路で行く セスナ遊覧飛行付 世界遺産ハロン湾クルーズ」という高額なツアーに申し込んでいました。2人で 70,034円なので1人約3万円です。
7日前までは100%キャンセル料無料だったので、キャンセル手続きをして、全額返金となりました。
後日クレジットカード明細を確認したら、すぐに返金されていました。
まとめ
返金されない旅行代金は39,000円となりました。幸運にも返金不可のホテル代が無料になったので、当初考えていたよりは少し少なく済みました。。
39,000円で済んだと思えば安いとも思いますが、39,000円あればあれもこれも買えて、美味しいものもたくさん食べられる…と考えることもできます。でも、潔く諦めるしかありません。
今回のコロナウイルスの件で航空券の払い戻しがないことに不満を言っている人もいますが、購入時の条件なので仕方ありません。今回の場合は格安航空券で払い戻し不可の条件で購入しているので文句は言えません。
払い戻し不可の航空券を購入する際は、航空券代は捨ててもよい覚悟が必要だということです。
また、ホテルや現地ツアーは直前までキャンセル無料のものにしておくのが無難だと感じました。
3/4追記:航空券もキャンセル無料になりました
JALからコロナウイルスによる措置として対象期間の搭乗券は手数料なしで払い戻すこと発表されたので、航空券代も全額払い戻しとなりました。
いつもはベトナムに行くときはベトナム航空のセールチケットを利用していたのですが、今回は珍しくJALで購入していました。緊急事態のときの対応はJALやANAが安心だと実感しました。
最終的にはキャンセル料はすべて無料となりましたが、キャンセルするかどうかであちこちの情報を調べたり、キャンセルを決めてからはキャンセルに関する問い合わせなどで結構疲弊しました。
コロナウイルスは簡単に終息するとは思えないので、しばらくは国内も海外も旅行は控えるつもりです。せっかくパスポート更新したのに当分海外にはいけなさそうです。
コメント
質問です。
私もBooking.comで予約をキャンセル出来て、返金メールもきたのですが、予定の枳実を過ぎても入金されません。
手続きに時間が掛かっているのだと思いますが、経過を確認したくても連絡がつかない状態です。
待つしかないでしょうか。
アドバイス頂けたら助かります。
Kamomeさん、コメントありがとうございます。私も同じ状況になっています。
参考(Twitter)
https://twitter.com/Blotra5/status/1240203499398262784
ホテル側が返金をしていない状況だと思います。何も言わないと泣き寝入り…となる可能性が高いので、Booking.comに連絡するのが良いと思います。ただし、現在ブッキングドットコムの電話サポートが非常に混んでおり、緊急性のある日程での予約番号以外は受け付けていないようです。先ほど電話して、自動音声に従って、予約番号・暗証番号を入れたところ、予約日程から算出して緊急性のない予約とみなされ、電話が繋がりませんでした。なので、メールをだしました。混んでいるようなので、すぐに返信をもらうのは難しい状況かもしれませんが、ブッキングドットコムにコンタクトをとるのがよいと思います。
カスタマーのメールアドレス:customer.service@booking.com
ブッキングドットコムから以下のメールの返事がきました。2時間位で返信がきたので、対応早かったです。
ホテル閉鎖となっていて返金手続きが滞っているようです。ブッキングドットコムもコロナの影響で返金に時間がかかっているとのことなので、今回ばかりは気長に待つしかなさそうですね。